【ECサイトの鉄板】Shopify(ショッピファイ)とは?売れないネットショップの特徴
近年、ネットショップを開設する企業は増えています。 特にコロナの影響により ・食べ物のデリバリーサービス ・ネットショップ というのは、驚くほど需要が増えています。 そんな中で、販売の窓口を増やすためにShopifyでネットショップを始める企業も増えました。 YoutubeなどのCMでShopifyを見る機会も増えてきたことからも、順調に業績を伸ばしているのでしょう。 一方で、Shopifyを用いたネットショップに対して、 「どういうものか分からない」 「始めても売れるか分からない」 と良いイメージを持っていない方もいます。 そこで、今回はShopifyを用いたネットショップについて解説して行きましょう。
Shopifyとは
Shopifyとは Shopifyとは、ECサイトの構築や運用を行うためのプラットフォームです。 簡単にネットショップを始めることが出来るので、人気を集めています。 ネットショップと言われ、Amazonや楽天市場、最近であればペイペイモールを思い浮かべる方も多いでしょう。 Shopifyとこれらとの大きな違いは、カスタマイズ性です。 Amazonや楽天市場は、既に完成しているサイトの中に自分の店を開く形になりますが、Shopifyでは、自分でサイトから作成するためサイトのカスタマイズ性が高くなります。
Shopifyのメリット
Shopifyのメリット それでは、Shopifyのメリットについて紹介します。
料金が安い
Shopifyのメリットとして、1つめに料金の安さを挙げることが出来ます。 Shopifyでは、ネットショップを開設させる際の初期費用が必要ありません。 必要なのは月額料金と販売手数料です。 月額料金は、最安値のプランで月に29ドルですので、現在の為替で3200円程度となります。 また、決済手数料等の手数料もShopifyが提供する支払い方法なら無料になるなど、気軽にネットショップを始めたい方にはおすすめのプラットフォームです。
カスタマイズ性が高い
Shopifyのメリットとして、デザインのカスタマイズ性が高い点も挙げることが出来ます。 Shopifyは自分でサイトを作成するため、サイトのカスタマイズ性が高くなります。 カスタマイズ方法としても、あらかじめ用意されているデザインのテンプレートから選ぶだけですので、難しくありません。 そのため、パソコンにあまり詳しくない方や非エンジニアの方でも行えます。 一方、Amazonや楽天市場でネットショップを開設すると、既存のサイトの中に自分の店を開くため、デザインのカスタマイズ性は低くなります。 どこにでもある商品を仕入れて売るタイプのビジネスではAmazonや楽天市場も非常に有効ですが、少しアーティスティックな商品を扱ったり、店の雰囲気が重要になってくるような商品を扱う場合には、このカスタマイズ性が非常に重要になってくるでしょう。
SNSと連携出来る
Shopifyのメリットとして、facebookやInstagram等のSNSと連携が出来ることも挙げられます。 SNSと連携することがお客様の流入につながり、結果的に売り上げの向上が見込めます。 facebook等のSNSで連携されているネットショップに関しては、一般的な広告と違い、 「そもそも興味を持っている人が自分のSNSページを見てくれている」 という状況にあります。 そのため、上手く活用できれば反応率は広告よりも高くなるでしょう。 そのような理由からも、SNS連携による売り上げの向上は見込めます。
サイトの構築・更新が簡単
Shopifyは、サイトの構築・更新を簡単に行うことが出来ます。 構築する際に、プログラミングの知識は必要ありません。 クレジットカードや送料、決済方法、商品等を登録するだけで構築を行うことができ、デザインは、あらかじめ用意されている「テーマ」を用いることで、おしゃれなサイトを構築することが出来ます。 また、拡張機能(アプリ)の追加も行えます。 拡張機能を追加することにより、送り状や納品書を発行できたり、ギフト商品に「のし紙」が必要かの選択が出来る様になるなど、顧客目線での細かいサービスの提供が可能になるのです。
決済手段が豊富
決済手段が豊富に用意されていることもShopifyもメリットと言えます。 クレジットカードはもちろんのこと、PayPal、Facebook Pay、Amazon Pay、Apple Payなどを用いることが出来ます。 この様にたくさんの決済手段が用意されていることにより、お客様が 「購入しようと思ったけど、PayPalが使えないから購入は辞めよう」 という機会損失を無くすことができ、売り上げの向上が見込めるでしょう。 これは、いわゆるかご落ち対策として用いられる手法ですが、例えば楽天市場であれば、楽天カードでの支払いがメインになってきます。 楽天自体が入会者数を増やしたい意図もあるため、楽天カードでの支払いにはポイントを多めに付与したりもします。 そのため、どうしても層が偏ってくる傾向にあり、それ以外の層を獲得する上で有効と考えられます。
Shopifyのデメリット
Shopifyのデメリット 今までは、Shopifyのメリットについて紹介してきましたが、これからはShopifyのデメリットについて紹介したいと思います。
英語の知識が必要になる場合がある
デメリットとして、英語の知識が必要になる場合があるというのが挙げられます。 ShopifyはShopify Inc.という、カナダのオワタに拠点を置く企業が運営しています。 カナダに本拠地があるため、日本語でのサポートに全て対応している訳ではありません。 最近は、日本でのCMも多く、一般の利用者(エンジニア寄りの)の中から個人的に利用方法をまとめたサイトは出ているものの、見つからない情報もあるでしょう。 そのため、何かトラブルが起きた時や本格的にデザインのカスタマイズをしたい時は、英語で調べる必要が出てきます。
詳細なデザインの調整を行う場合は、HTMLやCSSの知識が必要になる
サイトの構築に関して、テーマを用いることにより、簡単にカスタマイズが出来るとメリットの章で説明しました。 しかし、 「写真に装飾をしたい」 「ここだけ文字の色とサイズを変更したい」 等の細かいカスタマイズを行う際は、HTMLやCSSの知識が必要になります。
集客は自分で行う
Shopifyのデメリットとして、集客をShopify側が積極的にやってくれるわけではない事が挙げられます。 例えば、AmazonはブラックフライデーセールなどのCMをしてくれていますし、楽天市場でもスーパーセールはかなりCMされます。 これらのCMは、購入者に対して 「お得だから買いに来て」 というメッセージを届けています。 一方で、ShopifyのCMは販売する商品を持っている人に対して 「ウチで出店すれば安くて完成度の高いECが作れますよ」 というメッセージです。 つまり、一般顧客を対象にした広告宣伝ではないため、店舗は増えても顧客は増えないという現実が待っています。 これは、ネットで「Amazon」と「Shopify」の検索をしてもわかります。 Amazonで検索すると様々な商品を売っている商品ページが表示されますが、Shopifyは「開業はこちら」という内容になります。 この違いにより、お客さんを呼ぶ部分に関しては、自社で行う必要が出てくるのです。
Shopifyで売れない理由
Shopifyで売れない理由 今までは、Shopifyのメリットやデメリットについて解説してきましたが、Shopifyでネットショップを開設したけど、思うように商品が売れないと悩んでいる方も多いと思います。 そこで、Shopifyで商品が売れない理由について解説していきましょう。
商品に魅力がない
Shopifyで物が売れない理由として、商品に魅力がないからという理由を挙げることが出来ます。 確かに、多種多様な商品が置いてあれば、いくつかは目を引く事もありますが、ネットショップの場合は実店舗と違い 「何かを検索して商品を見つける」 のが基本です。 ウィンドウショッピングのように、たまたま見つけてもらえる可能性は低く、どうしても商品力が重要になってきます。
リピーターがいない
商品を購入したお客様に満足をして頂かなければ、リピートしての購入はないでしょう。 基本的には、新規購入客の方がリピート客よりも集客にかかるコストが高くなります。 最初に購入する時には ・この店大丈夫かな ・返品は出来るのかな ・送料はかかるのかな と様々な事が心配になります。 一方で、一度購入して対応が良ければ、 「前に購入した時に安心して買えたから大丈夫」 という風に購入のハードルが低くなります。 そのため、同じ広告費を出しても、リピート客の方が反応率や成約率が高くなる傾向にあります。 だからこそ、リピート客の少ない店舗は広告費倒れになる危険性があるのです。
値段設定が間違っている
Shopifyで商品が売れない理由として、値段設定が間違っているというのも挙げられます。 ネットショップでの購入は、実店舗での購入よりも 「サイズは大丈夫かな?」 「素材はしっかりしているかな?」 といった不安に感じる要素が多くあります。 そのため、料金が高いと「実際に商品が届いてサイズが合わなかったら、損する金額が大きいから購入は辞めておこう」という心理が働きやすいです。
集客が出来ていない
ネットショップは、集客が出来ないと商品が売れません。 実店舗の場合、店の前を通り過ぎるときに、気になったから中に入って見てみようということも可能性としてあるでしょう。 そのため、店を構えること自体が集客にもなります。 しかし、ネットショップの場合、店を構えるだけでは集客になりません。 広告を出したり、SNSを運用したりといった集客を行わない限り、お客様にショップサイトのアクセスをすることはないでしょう。 前述したとおり、モール自身が集客を代わりにやってくれるわけではないため、集客には工夫が必要なのです。
写真が少ない
ネットショップでの買い物は、実際に商品を見たり触ったりできない分、購入時の不安が大きくなります。 商品の写真が少ないと、さらに不安は大きくなるでしょう。 中には、実店舗で見て購入することを決め、ネットショップで安い店舗や送料無料の店舗を探すというケースもありますが、この場合価格競争も起こりやすいため、あまりおすすめできません。
Shopifyで売れない時の対処法
Shopifyで売れない時の対処法 前の章でネットショップで商品が売れない理由について紹介しました。 そこで、それらの情報を元に実際にどうすれば商品の売り上げを伸ばすことが出来るのかを紹介したいと思います。 ネットショップの売り上げを伸ばしたい方は是非参考にしてみてください。
魅力的な商品を販売する
ネッツショップの売り上げを伸ばすための方法として、魅力的な商品を用意しましょう。 そのためには、この商品を購入することにより、このようなプラスな出来事があるということが説明出来る商品である必要があります。 商品を購入する際には、何かしらの目的があって購入をします。 ・綺麗になりたい ・美味しいものを食べたい ・周りにかっこいいと思われたい ・アウトドアを楽しみたい ・彼女にプレゼントがしたい ・知識を付けたい 理由は様々ですが、その商品を購入することで得られるメリットをしっかりとPRすることが重要になります。 また、ネットショップには「接客」という概念が存在しません。 店舗で気になったことを店員さんに聞く機会が無いと考えると、お客さんから質問されるような内容を網羅しておかなければ、お客さんは安心して商品を購入することができないのです。 それを意識して、商品ページに入れる情報量を増やす必要があるでしょう。
商品の満足度を上げる
商品の満足度を上げることもネットショップで物を売るために重要なポイントになります。 最近は、ネットショップのレベルも上がっているため、 ・綺麗に包装されて届くのが当たり前 ・次の日に商品が届いて当たり前 などのように、ハードルも高くなっています。 それらを最低限満たした上で、更に満足度を上げる工夫が必要です。 自社で商品を作っている場合は 「顧客が支払う金額で想像するクオリティよりも高い品質の物を用意する」 ということが重要になります。
値段設定を見直す
Shopifyで物が売れない時の対処方として、値段設定の見直しも効果的です。 ネットショップの基本は「買い回り」です。 一般的に1つの商品ページを見たら、他の商品を見る機会が増えます。 そのため、広告塔になってくれる商品を作り、その商品ページから他の商品ページへ誘導します。 これを「入り口商品」などのように表現することもあり、ネットショップの基本的な戦略になります。 例えば、グーグルで商品を検索し、「ショッピング」というタグを押すと、その商品を色々なサイトから引っ張ってきて表示します。 他にも、価格コムのように、複数のショップを並列で見るようなサイトはいくつか存在します。 この時に、ほとんど利益が出ないような価格設定の商品を1つ用意し、ユーザーが検索結果を「価格が安い順」で並び替えた際に一番上に自分の商品が出るようにする。 これだけでも、集客効果が見込めます。 その時に注意が必要なのは、 「その商品からいかに他の商品を見てもらえるようにするのか」 が重要だということです。 そうしなければ、利益のない商品ばかりが売れて、結局利益にはならない・・・という事が起きてしまうからです。
SNS広告やアフィリエイトを取り入れる
Shopifyでの売り上げを伸ばす方法として、SNS広告やアフィリエイトを取り入れるというのも選択肢に挙げられます。 特にアフィリエイトの場合は、サイトやブログを作っている人に商品をレビューしてもらえるなど、知名度を上げる際に役立ちます。 更に、アフィリエイトは完全出来高制で、商品が売れたら数%をサイト運営者に支払う形になるため、費用対効果も高いです。 中には 「店内商品どれを買っても購入金額の3%をアフィリエイターに還元する」 という様に、商品を指定せずに広告している企業もあるため、店のコンセプトに合わせて活用しましょう。
商品の写真を増やし安心感を与える
ネットショップで商品を販売する際に難しい点として、消費者の 「この商品を購入して届いたらイメージと違ったら嫌だな」 という心理を払拭しにくいという点が挙げられます。 これらの問題の対策として、商品の画像やサイズ、素材等の情報を出来る限り記載し、お客様に安心感を与えるというのが効果的です。 小物であれば、モノサシを横においてサイズを比較したり、服であればモデルさんに着てもらって撮影する事も効果的でしょう。 Amazonでは、物の写真だけで背景や画像の加工が禁じられているなど、ある程度の制約があります。 Shopifyにはそういった制限がないのは、強みと言えるでしょう。 また、文章として「送料無料」という事を書くのとは別に、画像で送料無料を伝えるなどして商品画像を増やすことも有効と言われています。 商品説明文は説明が長くなりがちで、ユーザーが必要な情報がぱっと見えないストレスがあります。 そういった時に、大切なことや注意書きを画像にして商品画像に入れると、見てもらえる可能性が高くなるでしょう。
ネットショップもどんどんと進化!WEB運用はAMELAに相談
ネットショップもどんどんと進化!WEB運用はAMELAに相談 今回はShopifyについて見てきました。 店舗は増えつつある一方で、広告費用の少ない企業が成功した事例はまだまだ少ないのではないでしょうか。 また、ECサイトを新規で作った企業の中には、 ・売れ始めると在庫管理が難しくなる ・リードタイムの計算が複雑になる ・経理関係が大変になる といった潜在的な問題を抱えている企業も多いです。 そのため、AMELAに相談して頂き、是非 「売れた時にビジネスがストップしてしまうような事態にならないような準備」 をしておいて欲しいと考えています。