アプリのオフショア開発|費用と相場

アプリ開発は、規模によっては多数のエンジニアを用意する必要があり、また、時間も長期にわたっての開発が多いため、コストがかなりかかります。 そこで、開発コストを安くできる手法の1つとして注目されている、オフショア開発ですが、アプリ開発にはどれ程の費用がかかるのか、良く知らない方が多いと思います。 そのような疑問を書かけている方に向けて、今回は、アプリのオフショア開発について、おおよその費用から必要となるコストの計算方法など、様々な知識をご紹介します。これからオフショア開発を導入しようと検討している方はぜひ参考にしてください。

アプリのオフショア開発|国別の人件費

アプリのオフショア開発|費用と相場

基本的にアジア圏の海外企業にオフショア開発を発注しますが、国によってかかる費用が異なります。特にベトナムやミャンマーは人件費が日本よりも安く、オフショア開発をする国で人気傾向にあります。 それぞれ以下で詳しくご紹介しますが、まずは表をご覧になって、大まかな相場をご確認ください。

国名相場
ベトナム月額25万円~45万円
中国月額35万円~50万円
ミャンマー月額15万円~30万円

ベトナム

ベトナムの企業にアプリのオフショア開発を発注した場合、人件費は月額20万円~45万円前後になると言われています。近年は経済成長が5%近くまで上がっており、徐々に人件費が高くなってきていますが、20代といった若い世代のシステムエンジニアが多くいるため、1人当たりの人件費は日本と比較して、半分以上まで抑えることができます。

中国

中国人のエンジニアの人件費は、月額35万円~50万円前後とされています。近年、急速な経済成長を見せている中国は、1人1人のエンジニアの技術力がかなり高く、アプリ開発の下流工程(開発・テスト・保守運用)だけでなく、上流工程(要件定義・設計・構築)までこなせるので、幅広い業務プロジェクトに対応できます。 それに加えて、話せる言語は英語は勿論、日本語からそのほかの地域も対応できるため、コミュニケーションが行いやすいといった特徴から、人件費は高くなってきています。

ミャンマー

ミャンマーのシステムエンジニアの人件費は、月額15万円~30万円前後とされています。アジア圏の国の中では、最もオフショア開発の費用が低く、数十名程度の小規模なプロジェクトを行う場合、開発費用を日本の4分の1から5分の1まで抑えることが可能でしょう。 しかし、人件費が安いからといって、技術力が低いわけではありません。ミャンマーの都市圏では、ITスクールもできており、自力でプログラミングスキルを磨いている人が増えています。現地の言語に対応できる企業なら、コストを抑える面でも、ミャンマーを発注先にするのは1つの手段だと思います。

アプリのオフショア開発|費用の算出方法

アプリのオフショア開発|費用と相場

アプリのオフショア開発費用は、「システムエンジニアの単価(人件費)×開発工数」となっています。基本的な構造として、プロジェクトに携わるエンジニアが増える人数が多くなるほど、そして、開発期間が長くなるほど、コストが増えるのはどの国でも同じです。 そのため、アプリの開発コストを抑えるためには、変えようのない開発工数を減らすのではなく、人件費を減らすことが1番の近道です。しかし、国内の人件費はここ数年、変化がなく、日本だけでは開発コストを抑える手段がほとんどありません。そこで注目されたのが、物価相場が安いアジア圏の国に開発を依頼する、オフショア開発です。 特にベトナムやミャンマー、バングラデシュなどの新興国は物価が安く、それに伴って人件費も国内と比べてかなり安いです。海外の受注企業にとっても、仕事が増えるメリットがあり、日本の発注企業もコストを抑えられるメリットがあるなど、Win-Winな関係であるため、増加傾向にあります。

アプリのオフショア開発には課題点もある

アプリのオフショア開発に限られませんが、オフショア開発はメリットだけでなく、様々な課題点も存在します。例えば、国を超えての開発になるため、どうしてもコミュニケーションのカベにぶつかります。お互いの文化が違うため、自分達が当たり前に感じていることは、向こうの文化では考えられないこともあり、この点の相互理解を進めないと、開発業務自体上手くこなすことができません。 これら、オフショア開発の課題点は、「オフショア開発の課題から考える成功のポイント」で詳しくご紹介しているので、興味のある方はこの記事と合わせてご覧ください。

まとめ

この記事では、アプリのオフショア開発について、費用や相場、料金の計算方法など余すことなくご紹介しました。開発コストを減らすことで、企業の売上を向上させることができるオフショア開発ですが、その発注先選びはかなり重要です。 実績のない企業や、想定している言語が扱えない企業も多く存在しているので、オフショア開発の発注先は慎重に選ぶことをおすすめします。 しかし、実際どの企業がおすすめなのか分からないことがほとんどです。そこで注目していただきたいのが、この記事を書いているAMELAです。高い技術力を持ったエンジニアが多く在籍しており、また、開発コストは国内で行うよりも数倍安く抑えることができます。気になった方は、1度お問い合わせください。