社内SNSを上手く活用するための7つのアイデア
多くの会社では 「コミュニケーション」 の重要性が増しています。 面接などでも、コミュニケーション能力や積極性・能動性を見る会社は非常に多いですし、コミュニケーションが円滑な会社は、従業員も満足度の高い働き方が出来ているでしょう。 そんな社内でのコミュニケーション方法として「社内SNS」があります。 今回は、そんな社内SNSについて見ていきましょう。
社内SNSの必要性
社内SNSの必要性 では、なぜそもそも社内SNSが必要なのでしょうか。 1つ目は、社内での情報共有をするためです。 社内SNSのを活用することで、仕事・プライベート問わず様々な情報を共有することが出来ます。 最近は、どの会社でも時差出勤やリモートワークが行われるようになってきました。 そのため、出社しない人も増えてきていると思いますが、社内でのコミュニケーションが減っていると感じている人は多いはずです。 ちょっとした雑談のなかで得られる情報が、仕事の効率を変えることは多いと思います。 例えば、 「ライバル社が新しい商品を出したらしいよ」 などの先輩社員からのちょっとした情報が、その後取引先との話で役立つケースは多いはずです。 反対に、忘れていたことや気付かなかった事に気付かせてくれるケースもありますよね。 例えば、 「そう言えば、〇〇さんから新商品のメール来てたよね」 などのような会話から、失念していた事を思い出す事もありますよね。 このように、ちょっとした雑談は仕事において非常に重要なものの、コロナウイルスの影響でそういった情報源を失っている人も多いでしょう。 そのため、社内SNSが必要になるのです。
社内SNSを活用することのメリット
社内SNSを活用することのメリット では、実際に社内SNSを活用することにはどの様なメリットが有るのでしょうか。 社内SNSを活用することで、社内コミュニケーションを取りやすくなります。 「雑談が苦手」という若い社員も、実はちゃんと話しかけてくれれば話せる・・・というケースが多いです。 もしも社内SNSでその社員の興味のある分野がわかっていれば、その話題について話すことが可能になります。 すると、今までは「気難しくて何を考えているのかわからない」と思っていた社員が、「知らないだけで意外と深い思慮を持っている」などのような評価に変わるかもしれません。 特に若い世代というのは、直接相手に言いにくくても、SNSなどネット上では意見を出せる・・・という人も多いです。 この様に、社内SNSを活用することで、社内のコミュニケーションが取れるようになることには大きなメリットがあります。
社内SNSは浸透しにくい?
社内SNSは浸透しにくい? 一方で、社内SNSというのは、非常に浸透しにくいのが実態です。
普段利用しているSNSとは違う
一般的なSNSと、社内SNSを別々に見るのが面倒・・・という人も多いと思います。 TwitterやInstagramでは、比較的自由度の高い投稿が多いですし、好きな人しかフォローをしない・フォロワーのみの情報公開などが出来ますが、社内SNSでそのような形は向きません。 派閥の原因になるかもしれませんし、相手に気を使って中々、思うような発言が出来ないでしょう。 例えば、愚痴のような内容を投稿したいけど、それを咎めてくる上司がいれば、好きに発言できなくなります。
社内なので思い切った自己開示は難しい
愚痴もそうですが、自己開示においても社内SNSだから・・・という理由で、自由に投稿できない内容は多いのではないでしょうか。 例えば、プライベートで遊んだ事を社内SNSにアップしたとして、その人が休みをとった影響で出社を余儀なくされた人が他にいれば・・・。 お互いに気持ちの良い関係を継続するのは難しかったりしますよね。 この様に、人によっては気を使って投稿が出来ない・・・という可能性もあります。
普段SNSを利用していない層も多い
そもそもSNSを普段から使わない層も一定人数いるでしょうし、SNSを遊びとして捉えている社員からすると、社内SNSを業務中にしていることを 「サボっている」 と考える人も出てくるでしょう。 もちろん、社内SNSをすることで収益が生まれるわけではないため、どの程度業務時間内にSNSを触ることを許すのかにもよりますが、そのあたりを明確にしなければ、受け入れられない社員もいます。 また、プライベートで社内SNSを見ること自体が、「仕事気分になってしまう」と感じて拒絶する社員もいるでしょう。 最近は特にワークライフバランスを気にする若い人も多いので、このあたりも問題になってくるでしょう。
社内SNSを浸透させるための7つのアイデア
社内SNSを浸透させるための7つのアイデア では、どのようにすれば社内SNSを広める事が出来るのか。
利用目的に合ったインターフェースを使う
1つ目は、 「なんのために社内SNSを使うのか」 という目的をはっきりとさせること。 目的に合ったツールでないと、中々利用者は増えないでしょう。 特に、最近のシステムはどんどんと多機能になっているので、機能が多すぎて使い方がわからない・・・という人も出てくる可能性があります。 「完全にプライベートな情報だけをアップする」 のか 「仕事も兼ねてファイルなどのアップ機能も用意する」 のかで、使い勝手が大きく変わるでしょう。
グーグルクロームなどの初期起動画面として強制的に起動させる
WEBを見る際に、グーグルクロームを使用している人は多いと思います。 グーグルクロームには、新規で立ち上げる際に ・グーグルのトップページのみを表示 ・前回開いたものを表示 ・特定のサイトを表示 という表示方法が選択できます。 この「特定のサイトの表示」に社内SNSを起動させる事で、誰でも毎朝一度は確認するようなルーティン化をすると浸透する可能性が高まるでしょう。
福利厚生情報などの「実際に社員にメリットが有るもの」を発信する
そもそも「なぜSNSを見るのか」という社員側の目線に立った時に、大きく分けるなら ・面白いから ・自分の興味のある情報が載っているから という理由が大きいのではないでしょうか。 これは、仕事でもプライベートでも同じことです。 しかし、意図的に面白いと思わせる投稿をするのは非常に難しいですし、年代によって笑いの感性も変わってきます。 一方で、福利厚生など 「知っていれば得する」 情報であれば、意図的に発信することが可能です。 また、多くの会社では 「え、そんな福利厚生があったの?知らなくて損した・・・」 という話を聞きます。 そんな中で積極的に福利厚生の情報発信をする事は、社員からの会社評価も上がるため、一石二鳥でしょう。
普段の日常業務にほんの少しだけ「ゆとり」をもたせる
SNSが浸透しない事の大きな原因として、 「日常業務が忙しすぎる」 という事が挙げられます。 多くの人が、忙しい仕事を横に置いてでもSNSを見ようとは思わないでしょう。 そのため、1日の業務の内に、小休憩を入れたり、業務負荷を見直すことで少しだけゆとりを持たせると、見てくれる可能性も高くなるのではないでしょうか。
イベントなどを社内SNSで投げかけ、オフライン上でもコミュニケーションを取っていく
例えばバーベキューイベントを組んだ場合。 実際に会った時に概要だけ伝えて、日時や場所などの詳細な情報を社内SNSで共有する。 このような使い方の場合、イベントを開いた側としても、多くの人に参加してほしいでしょうから、オフライン上でも声をかける可能性が高くなります。 促進のために、会社から少し経費で会費を出す・・・というような働きかけも1つのポイントになるでしょう。
匿名での投稿を可能にする
SNSが世の中にこれだけ広がっている理由。 その一つは「自由な発言が出来る」ということでしょう。 しかし、社内SNSでは人物が特定できてしまうので、自由な発言が難しいです。 そのため、場合によっては一部匿名での投稿が可能なエリアを用意することで利用者が増える可能性があります。 例えば、社内で改善して欲しいと思っている部分がある場合。 「新人だから・・・」 「私だけ何じゃないかな・・・」 と思って、投稿できない内容であっても、匿名なら投稿できる可能性があります。 この様に意見を出し合って自由な発言が出来る場は、風通しの良い会社には必須でしょう。
他の社内で利用するサイトにガジェット的にトピックを埋め込む
会社の情報を共有するポータルサイトのような物を作っている会社は多いと思います。 その中に、埋め込む形で話題性のある内容を表示する事が出来れば、より多くの人が興味を持つのではないでしょうか。 更に、今まで普通に皆が使っている場所に表示されるのであれば、 「新しい事を覚えないといけない」 というようなプレッシャーは有りませんので、導入しやすいでしょう。
テレワークが当たり前の時代だからこそ、社内コミュニケーションを高めよう!
テレワークが当たり前の時代だからこそ、社内コミュニケーションを高めよう! 多くの人がテレワークをしている今の社会では、コミュニケーションが上手く取れないという問題も徐々に表面化してくると考えられます。 データやファイルの共有はもちろんのこと、直接会えばわかる ・気持ちの変化 ・プライベートの問題 ・仕事のストレス も、コミュニケーションが希薄になればわからないでしょう。 その結果、「働きにくい環境」になってしまうのは非常に勿体ないです。 AMELAでは、これまで様々なシステムで企業をバックアップしてきました。 社内SNS以外にも、社内でのコミュニケーションを高める事は出来ると思いますので、御社に合った方法でサポートさせて頂ければと思っています。