ウチには関係ない?AIを一般企業が導入するメリット
現在多くのIT技術が注目されていますが、一般的にもその存在が知られているのが「AI」ですよね。 しかし、このAIなんとなく知っている人も多いと思いますが、 「結局ウチの会社とは関係ないよね」 と感じている人も多いのではないでしょうか。 今回は、そんなAIに関して 「どのように仕事に取り入れてくのか」 という視点でお話していきたいと思います。
そもそもAIってなに?
そもそもAIってなに? では、そもそもAIとはどのようなもののことを言っているのでしょうか。
AIは「自分で考える事ができるシステム」
AIは、人工知能のことである事は多くの人が知っていると思います。 では、人工知能とは何か。 簡単に言うなら 「自分で考える事が出来るシステム」 です。 例えば、私達は普段試行錯誤し、 「こうすればうまくいくんじゃないか?」 と考えて挑戦します。 その結果、成功すればそれを記憶して、次からも行います。 反対に失敗すれば、同じ失敗をしないように記憶します。 この様に、経験から学ぶ事が出来る仕組みがAIなのです。
AIには「明確なゴール」が必要
とは言うものの、人間と全く同じ様に考える事が出来るか・・・というと、現状のシステムでは難しいです。 そのため、現在AIには明確なゴールが必要になります。 私達は普段、成功と失敗を自然と判断していますが、その基準は人によっても違うと思います。 同じゴールまで走る上で、目的が「速く走る」ならゴールした時のタイムが重要です。 反対に「できるだけ疲れずに走る」が目的なら、ペースを落とすのが正解ですよね。 目的が「道中の景色を楽しむ」なら、どのようなコースを選択したのか・・・が重要になります。 この様に同じ場所に向かうにも、目的が違っていればやり方が変わる。 しかし、 「どの目的が正しいものか」 がシステムには判断できません。 そのため、明確にゴールを決めておく必要があるのです。
AIが何を基準に判断するのかを教える
世の中の出来事には様々な要因があります。 お店の来客数なら ・店の前の人通りの多さ ・天気 ・気温 ・近くのイベント ・電車の遅延 ・商品の話題性 ・広告 などが強く影響するでしょうが、反対に ・他府県のライバル会社の売れ行き ・円高、円安 ・海外の金融危機 ・市長選挙 ・テレビ番組 などは、多少の影響があったとしても、関係性は非常に低いでしょう。 この様に、何が強く影響するのかを教えてあげる事で、その変化と結果を比較し、学習することが出来るのです。 逆に、そういった関係性がある要素を指定しなければ、膨大な情報から必要な物を探し出す必要があり、ある程度結果が出るまでに非常に長い期間が必要になるかもしれません。
一般企業にAIを導入するメリット
一般企業にAIを導入するメリット さて、AIの概要はお話しましたが、多くの人は 「それでもウチの会社に導入する意味がわからないな・・・」 と思っているのではないでしょうか。 確かにAIはすごそうだと感じている人が多い反面、実用面から見るとピンとこない可能性もあります。 しかし、非常に多くのメリットがあるのです。
人の主観による「曖昧な判断」が減少し、業務の均一化が図れる
AIを導入することの最大のメリットは 「人の主観」 がなくなること。 例えば商品の検品をする際に、人の目で確認すると、 「Aさんは検品が甘い。Bさんは検品が厳しい。」 という様な人によっての誤差が出てきます。 一方で、AIが検品を行えば 「傷が10ミリ平方メートル以上のため不良品」 のように、明確な基準が出来ます。 そのため、人が行うよりも業務が均一化されるというメリットがあります。
在庫切れなどによる機会損失が減少
AIに情報を集積する事で、例年の来客情報などを参考に、高い精度で来場者数などを予測することが出来るでしょう。 そうすると、これまでは 「店長の経験則」 から予測していた仕入れ数なども、データで出せるようになります。 その他、新しい商品など売上の予測がしにくい状況でも、過去の類似商品との比較をAIがしてくれれば、在庫切れの確率が低くなる可能性があります。
売上の予測が的確になり、適切な人員配置が可能に
在庫切れの減少とともに、人員の配置を適切にできる可能性があります。 例えば、忙しい日に人数を増やし、暇な日は人を減らす。 経営者ならそういった人員配置が理想であり、人件費が非常に大きな費用であることは理解しているかと思います。 いわゆる「理想の人員配置」が出来るようになる可能性をAIは持っているのです。
その人の能力を最も活かせる部署を選出
人が人を評価する場合、ほとんどのケースで 「好き嫌い」や「先入観」 が入ります。 そのため、本当は仕事が出来るのに、正当な評価がされていない・・・というケースが非常に多いです。 AIを活用することで、その人の本当の能力を客観的に判断できるとともに、過去のデータから、より適切な部署で働いてもらう事も可能になるでしょう。
面接などもAIが代わりにやってくれる?
昔から、適性診断にマーク式の筆記テストなどを行っている会社は多いと思います。 かなり一般的な手法であるとは思いますが、それでも転職する人は非常に多いです。 出来れば長く会社に居てもらい、しっかりと成長してほしいですよね。 最近では面接もAIによって判定するケースも増えています。 例えば、面接中の動画から声や表情、動きをAIが判断し、より自社に最適な人員を選ぶ事も可能になります。 こういったシステムでも、面接官による「主観」をなくした客観的な判断が出来るというメリットがあります。
職場の離職率が低下
仕事を辞めたいと考えるようになった時、多くの人はその態度や行動が変わるかと思います。 例えば、仕事中に他のことを考えている時間が増えたり、サボるようになったり・・・。 そういった状況をいち早く察知し、対処することで離職を防げるケースがあります。 職場への不満や将来への不安が理由の転職は非常に多いですが、しっかりと社内でのコミュニケーションがあれば、離職にはならずに済む場合もあるのです。 そういったいわゆる「辞めそうだな」という予兆を、AIが判断することも可能です。
AIはすごいが、大切なのは「人にしか出来ない事」
AIはすごいが、大切なのは「人にしか出来ない事」 AIは、非常に優れている仕組みですし、これからもどんどんと発達していく分野でしょう。 しかし、本当に大切なのは、 「人が人にしか出来ない仕事をする」 という点ではないでしょうか。 単純な計算や検索などの様な仕事は、私達人間はPCには勝てないでしょう。 しかし、ユーモアや人の感情を察するといった事は、人間にしか出来ません。 そのため、これからの社会では、単純作業は思い切ってシステムに頼り、本当にやるべき仕事に注力する事が重要だと考えられます。
単に「新しいこと」ではなく、「自社を進化させるAI」はAMELAに!
単に「新しいこと」ではなく、「自社を進化させるAI」はAMELAに! AIは、多くの人が注目する新技術ですが、使い方を間違えると、ただの 「新しいシステムに飛びつくミーハー」 のようになってしまいます。 システムは、その導入によって自社がより良い形に進化することが重要であると考えられます。 AMELAは、様々な業界のシステム開発と、各ジャンルのプロフェッショナルがプロジェクトをこなしていきます。 そのため、AIにおいても ・あなたの会社でどの様に活かせるのか ・AI導入よりも先にするべきことはなにか ・どの様に社会に合わせて変化していくべきか という点についても、徹底的に追求した開発をしていきます。 少しでも 「こうなりたい」 という未来像を持っている方は、是非弊社にご連絡頂ければと思います。