話題のChatGPTとは?何ができる?注意点は?ビジネスでの使い方例

現在、非常に話題になっているChatGPT。
多くの業界でその活用方法が検討され、書店に行っても専用のコーナーが作られている所も見かけます。
しかし、改めて聞かれると
「文章を作るAI」
位の印象しか持っていない人も多いのではないでしょうか。
今回は、そんなChatGPTを改めて見ていきましょう。
・そもそも何ができるのか
・どのように使えば良いのか
・ビジネスで活かすことはできるのか
これらを見ていきたいと思います。
ChatGPTとは
ChatGPTは、人工知能技術を活用した文章作成AIです。
昔から文章を自動作成するようなAIは存在しましたが、ChatGPTはそれらに比べて、非常に完成度の高い文章を作ってくれる事が大きな特徴です。
無料で使える文章作成AI
ChatGPTは無料でアクセスできるため、文章作成や情報整理に幅広く活用できます。
また、幅広いジャンルの情報を提供してくれるので、ビジネスとして利用される事も多く、活用場面も様々です。
また、無料で自由に使えることから、若い世代では
「ちょっと調べたいことがあるときにググる」
というときに、Googleを使うのではなく、すでにChatGPTに聞く・・・というような動きも見られます。
マイクロソフトが大規模に投資に参加
ChatGPTはマイクロソフトによる大規模な投資を受けており、その技術の向上と拡充が進められています。
この投資によって、高度な言語処理能力が実現されています。
反対に、マイクロソフトとしては今後ChatGPTが大きくなる上で必要になる「クラウド環境」をマイクロソフトが提供する
「Microsoft Azure」
を活用すると言われています。
有料プランも存在する
ChatGPTは、無料プランだけではなく有料のプランも存在します。
無料プランのことを「GPT-3.5」、有料プランのことを「GPT-4」と言います。
GPT-3.5(無料版) | GPT-4(有料版) | |
料金 | 無料 | 20ドル |
1回の質問でのワード数 | 2,500語 | 25,000語 |
RPM※(1分間の質問回数制限) | 3回 | 60回以上 |
画像対応 | 非対応 | 対応 |
参照データ | 2021年9月までのデータを参照 | 最新のトピックも参照 |
上記が、現状の無料プランと有料プランの違いです。
ただ、現時点での違いであり、今後この差は変化する可能性があります。
元々、無料プランのリリース直後には、1分間での質問回数に制限もありませんでした。
そのため、今後も条件やプランそのものは変わっていく可能性があるのです。
ソースはWEBサイト
ChatGPTは、「なんでも自分で考えて結論を出す」というわけではありません。
情報の精査をしたり、理解をすることはできるものの
「あくまでもWEBコンテンツを元に情報収集している」
という特徴があります。
そのため、WEB上に存在しない情報などを収集することは現在ありません。
(もしかしたら今後は書籍をインプットするなどもあり得るのかもしれませんが)
アプリも存在する
ChatGPTは、2023年5月に日本でも公式アプリがiPhoneで利用可能になりました。
元々は、WEB版でのみ利用が可能で、順次アプリが開発されるという予定だったようです。
更に、2023年7月にはAndroid版も利用可能になったということで、スマホで簡単にChatGPTを活用できる様になりました。
APIを公開している
ChatGPTは、APIの公開も行っています。
前項で、元々WEB版のみだったという話をしましたが、そのタイミングで多くの人がChatGPTのAPIを利用した疑似的なChatGPTのアプリを展開していました。
ただし、これらのアプリはChatGPTのAPIの利用料金が発生するためか、基本的には有料アプリばかりでした。
そこに、無料の公式アプリが登場したので、今後はこのあたりの市場も変化すると考えられます。
ChatGPTが注目される理由
さて、これまでにも文章作成のAIは存在していましたが、これほどまでにChatGPTが注目される理由は何なのでしょうか。
高精度の言語理解と文章作成能力
まずは、言語理解と文章作成能力の高さです。
ChatGPTでは、Googleでの検索とは違い、単語ではなく文章で質問ができます。
そして、その文章の理解もかなりの確率で合っています。
書き方によって、多少の誤解を生むことはありますが、一般的な会話での誤解レベルの小さな物です。
また、作成された文章自体もかなり精度が高く、題材やAIへの指示次第では人が作った文章とほとんど見分けが付きません。
日本語は、英語に比べれば
・単語間のスペースが無い
・同じ単語でも意味が文脈でかなり変わる
などの特徴があるので、英語ほどの完成度ではないと思われますが、それでも違和感がそれほど無い文章を作ってくれます。
すでに書籍としてChatGPTで書かれたものも
それを証明するかのような話ですが、すでに書籍としてほぼChatGPTだけで書かれた書籍というものも発表されています。
有名なものだとホリエモンの
「夢を叶える力」
という物があります。
Amazonのタイトルにも「世界初?AI(CHATGPT)で99%書かれたビジネス書」ということが書かれており、その実用性が伺えます。
また、公に公表していないChatGPTで書かれた本も、かなりあると考えられます。
ただ、一般的には
「全てChatGPTで書いた」
というのは、著者に対してマイナスのイメージを持つ可能性が高く、公表していないケースの方が多いと考えられます。
色々な条件を複合的に検索が可能
次に、ChatGPTが優れているのは、「色々な条件を複合的に検索できる」という点。
例えば、
「ChatGPTについて教えて」
という質問をすれば、ChatGPTについて教えてくれます。
OpenAIという会社が作って・・・・
などのように文章を作ってくれますが、それらの回答の後に、
「その中でも、特に重要と考えられるポイントを3つに絞って」
と入力すると、それに従って情報を提供してくれます。
このように、前にした質問に対して追加で条件を指定する事もできますし、複数の回答があった場合に、
「3番を更に深掘りして」
などのように、条件を絞った文章作成も可能です。
まるで人との対話のように、これまでの会話の流れも加味した上で回答してくれる事も、ChatGPTが注目されている1つの要因と考えられます。
多くの企業でビジネススタンダードになりつつある
使い勝手の良さから、最近は多くの企業で新入社員研修としてChatGPTの使い方を解説する所があるようです。
私の知り合いの働く企業でも、ChatGPT用の研修日があるそうです。
その理由は
「業務効率が上がる」
という点に加えて、
「先に、利用する際の注意点を知っておいて貰う必要がある」
というものでした。
後述しますが、ChatGPTを利用する上ではいくつかの注意点があります。
これらを知らずに、勝手に会社でChatGPTを使われるくらいなら、利用を推奨し、その上で正しい使い方を学ばせる。
すでに多くの企業がこのように考えているようです。
ChatGPTを利用する際の注意点
さて、続いてChatGPTの利用時の注意点についてまとめたいと思います。
特に企業で利用する際には、下記のことをしっかりと意識しておく必要性があります。
個人情報などを入れない
1つ目は、個人情報などの情報を入れないことです。
ChatGPTで入力された情報は、ChatGPTの運営会社であるOpenAIのデータベースに蓄積されます。
今後、それらの情報を元にAIが勉強を繰り返す可能性があり、そういった情報に個人情報が乗せられるのは、良いことではありません。
場合によっては、データが抜き取られる可能性もあり、情報漏洩の危険性があります。
情報を信用しすぎない
次に、情報を信用しすぎないという点。
一般的に、ネット検索の場合には賛成意見と反対意見の両方が出てくるケースがあります。
しかし、ChatGPTを利用すると、答えは1つしか返ってきません。
色々な情報を比較検討して、1つの答えを自分で見つけられる訳では無いChatGPTにおいて、情報を信用しすぎるのは、良いことではありません。
また、前述したようにWEBコンテンツがChatGPT自身の情報源です。
ということは、ネット上に間違った情報しか無いような場合には、同じように間違った情報が提供される可能性があります。
更に、現在は無料プランの場合には、2021年9月以前の情報しか利用することができません。
ということは、それ以降に出てきた情報などに関しては、正しい情報を持っていない可能性があります。
「当時はAが正しいとされていたけど、今だとBの方が正しいとされている」
このような内容の場合、出てくる内容が正確ではない可能性があるのです。
個人や企業・商品に関するレビューなどには弱い
ChatGPTは、その性質上
「個人や商品の良し悪しを判断できない」
という特徴があります。
プライバシー保護の観点や、セキュリティの観点、そして倫理的な観点からそれらの回答を行わないようにルール付けされています。
そのため、商品レビューや口コミを探すなどの情報源としては向かない可能性があります。
意見を求めない
次に、ChatGPTに意見を求めることもおすすめしません。
ChatGPTは、大量のWEBコンテンツを元に情報を分析しています。
ネット上のコンテンツを見て、1つの物事に関して
「良い情報と悪い情報の両方を取り入れる」
という学習を繰り返します。
その結果、時間が経てば経つほど、情報が多ければ多いほど
「中立的な意見になる」
というのが、現状の作りのようです。
そのため、どのような情報を検索しても
「良し悪しのどちらとも取れない意見」
ばかりの回答になる事が多いです。
こういった意見を求める内容に関しては、Googleで検索して
「両サイドの尖った意見を見た上で判断する」
方が、良い場面も出てくるでしょう。
ビジネスでの活用例
では、具体的にChatGPTをビジネスで活用するためには、どのような方法があるのでしょうか。
社内のサポートセンター
普段業務をしていると
・PCが動かない
・ネットが繋がらなくなった
・テザリングが繋がらない
・メールが送れない
などなど、色々なトラブルで業務が中断するケースがあります。
これらを、ChatGPTに解決策を聞くことで
・いつでも質問ができる
・問い合わせ先の業務負担が減る
という効果が期待できます。
この時に、前述の注意点でもお話したように、個人情報や会社の機密情報を入れないように注意さえすれば、ちょっとした問題解決が可能になるでしょう。
FAQサイトの作成
先程の問い合わせから派生して、過去に問い合わせが合ったものを、社内ポータルサイトなどで掲載することもできます。
その際に、ChatGPTは
「HTML形式で表を作って」
という風に指示を出せば、HTMLで返してくれます。
これを利用して、エンジニアではない従業員がHTMLを作成して、コピペするだけで社内ポータルを更新できる様になるでしょう。
サイト文章の下書き作成
多くの企業で、自社サイトを作っている事も多く、SEO対策を行っていると思います。
そんな中で、それらのコンテンツの記事を作成してくれれば、作業効率はかなり上がります。
その際、どこにでもあるコンテンツになりやすいのがChatGPTの特徴でもあるので、あくまでも下書きとして作成し、その後リライトするのがおすすめです。
情報収集
ネットで情報収集をする人は多いと思います。
その中で、内容が難しくて文章が長い記事に当たることもあります。
そんな時に、ChatGPTに全文をコピペし、
「下記の文章を要約してください」
などのようにすれば、長い文章も、短くまとめてくれます。
そうすることで、情報収集の作業効率は格段に上がるでしょう。
ちょっとしたプログラミング作成
ChatGPTでは、プログラミングも可能です。
例えば、
「javascrpitで、ajaxでPHPと連携するための関数を作って」
といえば、関数を作ってくれます。
更に、引数を指定したり、返り値を指定する事もでき、細かい関数単位でChatGPTに作ってもらう事も可能です。
ChatGPTのAPI開発もAMELAにご相談を
今回は、話題のChatGPTについて見てきました。
これからの時代、このChatGPTをどのように活用していけるかが、1つのポイントとも言えそうです。
また、本文中でもお話したように、有料でAPIも公開されています。
それを活用することで新しいサービスの作成や、ビジネスへの応用も考えられます。
このタイミングだからこそ、ChatGPTを活用してビジネスを有利に進めたい。
是非、そういったお考えのある方は、一度AMELAにご相談ください。