Microsoft Teamsの拡張機能、カスタムアプリケーションを開発して業務効率を向上させよう

Microsoftが提供するビジネスアプリケーションであるMicrosoft Teams。
ビジネスチャットやオンライン管理など、現代のビジネスシーンで活用されるさまざまな機能を備えているアプリケーションです。
そんなTeamsには、カスタムアプリケーションという拡張機能があります。
この拡張機能を使うことで、業務効率を大幅に向上させることができるのです。
この記事では、Teamsのカスタムアプリについて、導入メリットや開発方法、代表的なカスタムアプリのテンプレートについて解説します。
Microsoft Teamsとは
まずは、Microsoft Teamsがどのようなアプリケーションなのかについて解説します。
Microsoftのビジネスアプリ
Microsoft Teamsは、マイクロソフト社がMicrosoft 365の一環として、2017年にサービスを開始したビジネス向けアプリケーションです。
発表から数年で、多くの分野で導入され、2020年時点で、一日の利用者数が4,400万人と発表されています。
Microsoft Teamsの主要機能
Microsoft Teamsには、ビジネスチャットやオンライン会議、スケジュール管理、ファイル共有など、ビジネスシーンで必要となるさまざまな機能が備わっています。
また、同じMicrosoft製品であるoffice365の各種アプリケーションと連携することが可能です。
LINEのように、簡単にチャットを送る事が出来、更にそのチャット内でエクセルを添付すると、チャットアプリ内で閲覧・編集ができるなど、非常に便利なものになっています。
また、案件ごとにスレを立てて案件管理をする企業もあり、多様なビジネスシーンに利用可能です。
最近は、テレワークの影響でオンライン会議も増えましたが、単にテレビ電話ができるだけでなく、画面録画機能や、音声認識による会議内容の文書化によって作業効率は非常に高くなります。
情報共有や権限設定も簡単なため、取引先の情報をまとめたり、部門ごとに案件の進捗をまとめるなど使い方は様々です。
Microsoft Teamsのカスタムアプリとは
Microsoft Teamsは、複数のアプリケーションが連携することで動作しています。
備わっている機能ごとにアプリケーションが用意されていて、それらを逐一読み込むという仕組みなのです。
そして、Teamsには、ここに組み込むオリジナルのアプリケーションを開発する機能があります。
こうした特徴を活用して、ユーザーが作成したアプリケーションをTeamsに組み込むことで、自分に合った作業環境をつくることができます。
この拡張機能を「カスタムアプリ」と呼びます。
Teams公式の拡張機能もありますが、社内システムと連携したり、さまざまな業務に対応したりするためには、カスタムアプリを開発することが望ましいです。
Microsoft Teamsにカスタムアプリを導入するメリット
Microsoft Teamsには、すでにさまざまな機能が備わっています。
そこにカスタムアプリを導入するのには、どのようなメリットがあるのでしょうか。
社内システムとUIを統一できる
ひとつの業務でいくつかのシステムやアプリケーションを利用するとき、それらを個別に起動して使い分けることになります。
それぞれのUIがバラバラだと、作業がやりにくくなってしまいます。
これまで業務で使っていたシステムと同じような機能を持つカスタムアプリを開発して、Teamsに組み込むことで、社内システムをTeamsのUIに統一することができ、業務効率が向上します。
また、Teamsにカスタムアプリを組み込んでいけば、Teamsにアクセスすることで、さまざまな作業を行うことができるようになります。
社内コラボレーションの活性化
Teamsには、ビジネスチャットやオンライン会議など、社内コミュニケーションのための機能が備わっています。
Teamsを使ってカスタムアプリを開発することで、これらの機能の利便性を向上させることで、社内コラボレーションの活性化に繋がります。
ここで開発したアプリケーションは、Teams上からアクセスできるため、手軽に利用することができます。
テレワークの実施が容易になる
テレワークでは、オンラインでの業務システムを構築しなければなりません。
そこで、Teamsにカスタムアプリを組み込むことで、テレワークでもTeamsひとつでさまざまな業務を行うことが可能になります。
Teamsでアプリケーション開発をしておくことで、容易にテレワークへ移行することできます。
Microsoft Teamsのカスタムアプリ開発方法
ここまで、Microsoft Teamsにカスタムアプリを組み込むメリットをみてきました。
では、そのカスタムアプリは、どうやって開発するのでしょうか。
Teamsのカスタムアプリの開発には色々な方法がありますが、ここでは基本的な方法について解説します。
カスタムアプリの導入にはAzureが必要
まず注意したいのは、Teamsにカスタムアプリを導入するには、Microsoft Azureが必要になります。
Azureは、さまざまな開発ツールやフレームワークを提供するクラウドコンピューティングサービスです。
Teamsにカスタムアプリを組み込むには、Azure Logic Appなどの、特定のプランを契約していることが条件になります。
カスタムアプリの開発に移る前に、事前に契約プランを確認しておきましょう。
カスタムアプリ開発で使用するプログラミング言語
まずは、Teamsのカスタムアプリ開発によく採用されるプログラミング言語を紹介します。
カスタムアプリは基本的に、C#とJavaScriptを使用します。
どちらもWebアプリケーション開発でよく用いられる言語で、開発環境の整備が簡単で、さまざまなフレームワークがあるため、知識があればすぐにアプリケーション開発を始めることができます。
Teamsのカスタムアプリを開発する際には、C#.NETやJavaScript/Node.js、Azure Bot Serviceなどをあらかじめインストールしておくと良いでしょう。
App Studioを使う
App Studioは、Microsoftが提供するTeamsのカスタムアプリ開発用のツールです。
開発したアプリケーションをTeamsに組み込むには、そのためのパッケージファイルが必要になります。
App Studioには、このパッケージファイルを作成する機能が備わっています。
ツールを立ち上げて、指示に従って入力していくことで、簡単にカスタムアプリを開発することができます。
さらに、エディタやデバッグ機能もあるため、アプリケーション開発を進めやすくなります。App StudioはTeamsストアで配布されています。
ジェネレータを使う
Googleが配布しているYeomanというジェネレータを使用することで、より簡単にアプリケーション開発を行えるようになります。
Yeomanは、一般的には開発環境の構築に使用されますが、アプリケーションのひな形を作成する機能も備わっています。
このひな形を利用して、Teamsのカスタムアプリを開発する方法です。
PowerAppsを使う
PowerAppsは、Microsoftが提供するビジネス用アプリケーション開発ツールです。
簡単な入力でアプリケーション開発を行えるツールなので、Teamsのカスタムアプリを手早く作ることができます。
公式のテンプレートを使う
Microsoftの公式サイトには、Teamsのカスタムアプリを開発するためのテンプレートが公開されています。
このテンプレートを活用することで、低コストでの開発が可能になります。
代表的なカスタムアプリのテンプレート
最後に、Microsoft公式サイトで公開されているテンプレートを使用した、代表的なカスタムアプリを紹介します。
Time Tally
「Time Tally」は、シンプルなタイムシートを作成するアプリケーションです。
プロジェクトやタスクについて、複数のスケジュールを管理することができます。
複数人での利用も可能で、チーム内でタスクを割り振って管理することで、進捗を透明化することができます。
社内コミュニケーター
「社内コミュニケーター」は、チャットを用いて複数のチームへメッセージを送るアプリケーションです。
このアプリケーションでは、特定のユーザーがメッセージの作成から送信までのインターフェースを提供しています。
FAQ プラス
これは、よくある質問へ解答する会話型botを運用するためのテンプレートです。
「FAQ プラス」は、botでは対処できない質問が来た際に、チームのメンバーをFAQのループ内に取り込むという特徴があります。
これによって、意義のあるFAQbotの運用が可能になります。
New Employee Onboarding
新入社員へのオンボーディングを提供するためのアプリケーションが、「New Employee Onboarding」です。
オリエンテーションの提供から、フィードバックの提供、タスクの完了などの機能が備わっており、新入社員に、高品質なオンボーディング体験をさせることができます。
Co-worker Appreciation
「Co-worker Appreciation」は、Teams上でチームメンバーの実績を確認することができるテンプレートです。
チームメンバーへの表彰によって、チームの活動を活性化することができます。
アイスブレーカー
「アイスブレーカー」は、企業のコミュニケーションを促進するアプリケーションです。
チームメンバーからランダムにペアを作り、コミュニケーションの場を設けます。
botが自動的にチームメンバーのスケジュールを確認するため、スケジュール設定の手間が省けます。
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今回は、Microsoft Teamsについて見てきました。
Microsoftは、エクセルを始め多くの企業で導入されており、非常に便利なツールです。
現在の日本では、GoogleとMicrosoftのどちらかを入れている企業が多く、幅広いビジネスの効率化が出来ています。
しかし、単にツールを導入するだけで解決しない問題も多いでしょう。
例えば、折角費用をかけて導入したり、開発したシステムでもユーザーが利用してくれなければ意味がありません。
使い方が難しかったり、マニュアルがわかりにくいなどの理由で、全社的に浸透しないケースも多々あります。
そんな時に、是非AMELAにご相談下さい。
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