システム開発の外注に使える補助金にはどんなものがある?

システム開発の外注には数百万~数千万円のコストがかかります。 そのため、補助金がもらえるとありがたいですよね。 この記事では、システム開発の外注に使える補助金について解説します。  

システム開発の外注に使える補助金

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システム開発の外注に使える補助金は、以下の3つです。

  • ものづくり補助金
  • 事業再構築補助金
  • 小規模事業者持続化補助金

では、それぞれについて解説します。  

ものづくり補助金

ものづくり補助金とは、設備投資やシステム開発などに使える補助金のことです。 業種を問わず使えることや、他の補助金に比べて高額なことがメリットです。 その一方で、採択率が3~4割と低めという欠点があります。   ものづくり補助金には、「一般型」と「グローバル展開型」があります。 一般型は、中小企業者等がおこなう「革新的な製品・サービス開発」や「生産プロセス・サービス提供方法の改善」に必要な設備・システム投資等を支援するものです。 一般型の補助金額は最大1,000万円で、補助率は1/2です。   一般型には、「低感染リスク型ビジネス枠」と「小規模事業者枠」もあります。   低感染リスク型ビジネス枠とは、新型コロナなどの感染症によって起こった社会経済の変化へ対応するための投資に使われる補助金の枠のことです。 低感染リスク型ビジネス枠の補助金額は最大1,000万円、補助率は2/3になります。。   小規模事業者枠は、常勤従業員数が、製造業その他業種・宿泊業・娯楽業では20人以下、卸売業・小売業・サービス業では5人以下の会社又は個人事業主に適用される補助金の枠のことです。 小規模事業者枠の補助金額は最大1,000万円、補助率は2/3になります。   グローバル展開型は、中小企業者等が海外事業の拡大・強化等を目的とした「革新的な製品・サービス開発」や「生産プロセス・サービス提供方法の改善」に必要な設備・システム投資等を支援するものです。 グローバル展開型の補助金額は1,000万~3,000万円で、補助率は1/2になります。  

事業再構築補助金

事業再構築補助金とは、事業モデルの転換や再構築を図る中小企業に対する補助金のことです。 採択率は55%と、ものづくり補助金と比べると高めです。 事業再構築補助金の補助金額は100万~1億円で、補助率は2/3になります。   小規模事業者持続化補助金 小規模事業者持続化補助金とは、小規模事業者の顧客を増やすための試みを支えるための補助金制度のことです。 補助金額は、一般型、事業再開枠共に50万円で、補助率は3/4になります。 補助金額はものづくり補助金や事業再構築補助金と比べると少額ですが、小規模事業者にとっては充分な大金です。  

システム開発外注にIT導入補助金は使えない?

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IT導入補助金は、名前はシステム開発の外注に使えそうな感じがしますが、残念ながら使うことはできません。 なぜなら、IT導入補助金は、一般市場に販売されていないものや、特定の顧客に向けて作られたものには適用されないからです。 システムは通常自社のためにオーダーメイドで作られるものであるため、IT導入補助金の対象にはなりません。 そのため、他の補助金を活用しましょう。  

まとめ

まとめ

コロナ禍で厳しい企業が多いですが、だからこそ補助金を積極的に活用して欲しいです。 手間はかかりますが、それでも補助金の恩恵は大きいので、ぜひ申請にチャレンジしてみてください。 もしご自身で申請するのが難しければ、行政書士などの専門家の力を借りるのも良いでしょう。