チャットボットは自社開発可能?チャットボットの作り方
チャットボットは、これからビジネスを行っていく上で非常に重要なツールです。 最近は、マーケティングオートメーションという言葉が浸透して来ているように、 「いかに少ない人材で多くの収益を上げるのか」 が重要な時代になってきています。 効率的に営業活動を行う上でも、 ・予算の多いお客さん ・元々興味を持っているお客さん ・すでに自社との関係性を築いているお客さん にアプローチを行う方が効率的なのはご理解いただけるかと思います。 そういった人に効率よくアプローチするための一つの手段がチャットボットなのです。 また、社内向けにチャットボットを利用すれば、社員教育や問い合わせ業務の削減にも繋がります。 今回は、そんなチャットボットを自社で開発できないのか・・・について見ていきましょう。
チャットボットはこれからの注目システム!自社開発ってできないの?
チャットボットはこれからの注目システム!自社開発ってできないの? チャットボットは、現在ホームページ上に導入している企業も増えてきました。 お客さんから電話を受けること無く、知りたいことに答えてくれる。 電話対応業務の短縮や問い合わせに対する回答の品質向上などのメリットも多いため、非常に注目されています。 しかし、一方で導入費用に数十万円に加えて、月額費用が数万円以上かかることも多いチャットボット。 「現状問い合わせ件数はそれほど多くないから導入するか微妙だな」 と考えている企業も多いのではないでしょうか。 これは個人的な意見にはなりますが、すでに様々なIT基盤が整っている企業は、チャットボットの導入の効果を感じやすいでしょう。 例えば、月間数十万アクセスのあるサイトをすでに所有している場合や、自社アプリに会員登録者数が数万人いる場合など。 このように、チャットボットを導入すれば 「お客さんが見てくれる環境」 が整っていれば良いのですが、そうでない場合には導入したものの、結局使われないというリスクがあります。 そこで、 「自社でチャットボットを開発し、ユーザーテストをしながら質問・回答を蓄積し、使えそうなら製品を購入」 という選択肢もあるのではないかと考えています。 または、そのまま社内で開発したものを元にして、機能追加していくというのも良いでしょう。
チャットボットは大きく分けて2種類
チャットボットは大きく分けて2種類 チャットボットの種類としては、大きく分けて2つの種類があります。
シナリオ型
シナリオ型とは、ユーザーが質問するであろう内容を事前に分岐していくようなチャットボットになります。 例えば、チャットボットを起動したタイミングで 「製品について」 「営業時間について」 「返品について」 のような3つの選択肢を表示します。 次に「製品について」を押すと 「製品の仕様について」 「製品の価格について」 「あなたにおすすめの製品について」 のような選択肢を出す・・・ という形で、シミュレーションゲームの様に順に選択肢を表示していくチャットボットになります。 自由記入ではないので、細かい日本語の分析などが不要なシンプルな形式になります。 例えば、自由記入の場合、 「PC」 と表記するのか 「パソコン」 と表記するのかは人によって異なります。 これを「揺らぎ」と表現したりしますが、1つの単語でも複数の表現ができます。 更に自由記入になると、複数単語組み合わさることによって、無限の表現方法が出てきます。 また、返品に対する問い合わせをするのに、自分の利用頻度や壊れた際の状況も入力されるなど、直接問い合わせ内容とは結びつかない内容が記載されているケースもあります。 そのため、事前に質問に対する回答を用意するのが難しく、次に上げるAI型でデータを蓄積する必要があります。
AI型
AI型のチャットボットでは、機械学習によって、自由記入の文章を分析し、その答えをAI自身が導いていくようなものになります。 AIは、過去のデータを蓄積し、より正しい回答を導き出していくようなロジックになっており、使用頻度・年数が増えてくるごとにより性格な情報を提供できる様になります。
まずは社内で利用する業務用の仕組みとして作ろう
まずは社内で利用する業務用の仕組みとして作ろう 実際にチャットボットを開発するにあたって、対ユーザー向けの仕組みではなく、社内で利用するための仕組みを作るのが良いでしょう。 例えば、人事部に対する申請書の問い合わせ。 年に1回しか利用しないものも多く、やり方を忘れている人も多いでしょう。 しかし、その度に人事部への問い合わせをしていると、全社分の問い合わせ件数を合わせると、それだけで人事部の業務が滞る可能性があります。 また、ある程度人事部の申請書は稟議などとは違い柔軟性が必要ありません。 そのため、質問と回答を想定しやすいため、取っ掛かりとしてはやりやすいのではないでしょうか。
一から開発するならシナリオ型で作成がおすすめ
一から開発するならシナリオ型で作成がおすすめ AIによる機械学習は、Amazonが提供するAmazonLexなどを利用すればある程度開発がスムーズでしょう。 すでにしっかりとしたデータの蓄積がされている事が予想され、また会社規模からしてもかなりの精度が期待できるのではないかと思います。 こういったサービスは、ある程度利用頻度が高くなれば費用がかかってくるため、もしも費用をかけない開発なら、AIではなくシナリオ型で作成するのがおすすめです。 シナリオ型であれば、質問と回答の選択肢を考え、その回答に対して次の質問内容を出力する・・・という形でデータベースを活用すれば比較的簡単に開発することが可能でしょう。 社内環境だけであれば社内のサーバーに環境を用意し、ユーザーインターフェース部分のデザインの開発と、ajaxなどの非同期での通信及び画面上への情報の出力が出来れば、WEBベースのチャットボットを作成するのは難しく有りません。 後は、徐々にデータを集めながら、より多くの質問に回答できる様に機能追加していくだけです。
無料のチャットボット作成サービスも存在する
現在、チャットボット作成ツールを無料で提供しているサービスもいくつかあります。 多くは、一定期間無料で使用した後は有料に切り替わるか、機能制限がありますが、テスト的に利用して、すぐに製品購入を検討している場合には、開発期間をかけるよりも無料期間のあるチャットボットサービスを利用する方が良いでしょう。 無料で利用できるチャットボットの場合には、シナリオをダウンロード出来るようなものを選んでおくと、別の製品でスタートする際に導入が楽になる可能性があります。
チャットボット導入はAMELAに
チャットボット導入はAMELAに 今回は、現在ビジネスの業界でも需要が伸びてきているチャットボットについて見てきました。 今後はAI搭載のチャットボットの精度が上がってくることで、オペレーションを必要としないチャットボットも登場する可能性もあります。 そのため、今後の発展に注目していきたいところですね。 AMELAでは、ITコンサルティングを通して、最新の技術やサービスで御社のマーケティングや業務効率化を図る事ができます。 また、自社で開発も行っており、様々な業界での実績があるため、 「こういう事がしたい」 というお話を貰えれば、最善の提案をさせて頂きます。 これからの時代は、最新のテクノロジーを導入し、より効率的に仕事を行うべきです。 特に現在の業績が良くないと感じている場合は、少しでも早い段階でシステムの導入を検討するべきでしょう。