ウェビナー開催はするべき?メリット・デメリットまとめ
コロナの影響で、多くの企業は売上に大きな変化があったかと思います。 巣ごもり需要によって大きく売上を伸ばした企業もあれば、営業活動ができなくなったり、来場・来店人数が減ったことにより、売上が大幅に下がった企業もあるでしょう。 そんな中で、一つの営業活動の方法として 「ウェビナー」 というものがあります。 今回は、そんなウェビナーについて見ていきましょう。
ウェビナーとは
ウェビナーとは ウェビナーとは、 「ウェブ」と「セミナー」 をかけ合わせた造語で、オンライン上で行うセミナーの事を指します。
ウェビナーが注目されている理由
現在ウェビナーが注目されている理由としては、やはりコロナの影響が大きいでしょう。 外出自粛に加えて、セミナーを行う場合には三密の可能性が高くなります。 そのため、 「本当は参加したいけど、辞退する」 という人が多数います。 そういった人であっても、オンライン上でのセミナーであれば、自宅から気軽に参加することが出来ます。 また、商品ややり方によってはこのウェビナーを通して売上アップの糸口が見えてくるため、非常に注目されているのです。
ウェビナーは大きく分けると「LIVE配信型」「動画配信型」
ウェビナーを大別すると、「LIVE配信型」と「動画配信型」があります。 LIVE配信型は、オンラインでリアルタイムに講演者が話をするもので、動画配信型は事前に収録しておいた動画を視聴者が見る形になります。 最近はネットの速度が早くなってきていますし、これからは5Gの時代です。 そのため、昔のように動画がフリーズする可能性が低くなってきており、セミナーという形でも配信が可能になってきています。
ウェビナーのメリット
ウェビナーのメリット では、ウェビナーを行うことにはどの様なメリットが有るのでしょうか。
情報の伝達範囲が広く、同時に多くの人に配信が可能
会場を借りてセミナーを行う場合には、セミナー会場の広さに大きく影響されます。 更に、今は三密を避けるためにも、席数を間引きして開催するのが基本です。 そのため、ある程度小規模での開催になってしまう可能性がありますが、ウェビナーであればより多くの人に同時配信を行うことが可能になります。
ユーザーは気軽に参加してくれる可能性が高い
ユーザーが通常のセミナーに比べても、比較的気軽に参加してくれる可能性が高いです。 例えば、 「ちょっと興味はあるけど、話を聞いてみて違ったら退室しにくいから参加しない」 「会社帰りで疲れているから、気軽に聞けるなら聞きたいけど、会場に足を運ぶのは面倒」 という人も多いでしょう。 そういった人であっても、ウェビナーであれば気軽に参加し、もしも自分に合っていないと感じた時に退室する自由もあります。 そのため、参加へのハードルは通常のセミナーよりも低いと考えられます。
参加人数が少なくても開催できる
通常、セミナーを開く際には、会場を決めるかと思いますが、もしも100人入る会場を借りて、10人しか参加者が集まらなかった場合、参加した側も 「人気無いのかな」 という不安が出てきますし、主催者側も気まずかったり、話が乗らなかったりします。 しかし、ウェビナーという形であれば、少人数の参加だったとしても 「質疑応答しやすい」 というプラス面が強調されるため、セミナーの満足度も高くなります。 この様に、人数の変化にも強いのもウェビナーのメリットになります。
費用が安い
会場費用や、設備を用意しなくても良いという点で、ウェビナーは通常のセミナーよりも安価に開催することが可能です。 また、参加者が増えたことで会場費が高くなる・・・ということも無いですし、参加者が思ったよりも少なかったので会場費が賄えない・・・ということもありません。 社内の会議室で収録や配信をすれば、かかる費用は人件費くらいでしょう。 そのため、無料での開催もしやすく、宣伝集客がしやすくなります。
地方や海外の人も参加が可能
オンラインセミナーが強いのは、地方や海外など距離的に来場での参加が難しい相手でもセミナーに参加することが出来る点です。 これは、商品によっては商圏を 「通える範囲」から「全世界」 にまで拡げる事もできるため、大きなビジネスチャンスになると言えます。
文字よりも多くの情報を伝えやすい
ウェビナーでは、 ・動画配信でのテロップによる文字情報 ・音声情報 ・画面共有などでの視覚的情報 などの様々な情報を提供することが出来ます。 そのため、サイトなどの文章に比べてもかなり多くの情報を伝えることが出来ます。
必要性に応じて「一方通行」「双方向」のコミュニケーションが選べる
セミナーの内容によっては 「お客さんの反応を見ながら話の展開を考えたい」 「質疑応答を設けたい」 というケースもあると思います。 そういった場合には、LIVE配信型のウェビナーを行うことも出来ますし、反対に 「一方的にこちらの話を伝えたい」 という場合には動画配信が適しています。 この様に、セミナーの趣旨や方向性によって配信の方法を選ぶことが出来るのが大きなポイントでしょう。 例えば会場に足を運んでもらった場合、どうしても一方的な話は難しいです。 流れ的にも質疑応答を入れなければ不自然になったり、時間の調整が難しいこともあるでしょう。 この様に、主催者側の意図によって配信のスタイルを変えることが出来るのは非常に大きなメリットです。
ウェビナーのデメリット
ウェビナーのデメリット では、反対にデメリットにはどのようなものがあるでしょうか。
出入り自由なだけに途中退席のリスクがある
メリットの部分で、気軽に参加できることを挙げましたが、それは同時に 「退室しやすい」 ということでもあります。 もしもセミナーの内容が薄いものであったり、集客のターゲット層が違っている場合には、折角時間をかけて用意したのに、途中退室が多くなってしまうかもしれません。 そうならないためには、しっかりと内容を練り、セミナーの内容に合ったお客さんを集めるために、宣伝文句などにも力を入れる必要があるでしょう。
ネット環境による音声遅延や資料共有が難しいケースも有る
ネット環境が悪い場合には、講演内容にタイムラグが生じたり、部分的に聞き取れない・・・ということもあります。 また、ネット環境に関しては配信者側でどれだけ配慮したとしても、参加者が電波の悪いところにいるケースもありますので、対処できないケースもあります。 こういった状況への対処としては、LIVE配信の場合でも配信を録画しておき、後日特設会場のようなサイトを用意して、そこで期間限定で復習できる様な仕組みを作るなど、参加者側への配慮が大切でしょう。
スマホ参加の場合資料が見にくい
セミナーを行うにあたって、資料を見てもらう機会は非常に多いと思います。 そういった時に、スマホから参加している人に関しては、画面が小さくて資料が見にくいというデメリットがあります。 ピンチすることによって資料を拡大することも出来ますが、小さな画面で拡大して見る場合、資料を見る場所が飛んだ際に、探すのに時間がかかり、話についていけない・・・という事も多いです。 そうならないように、出来るだけ大きな字や画像を多用して説明するのが良いでしょう。
参加者の顔や表情・雰囲気を読み取りづらい
会場でのセミナーの場合は、参加者の顔や表情によってアイスブレイクの話題を変える人もいるかと思います。 緊張している人が多いか、それとも緊張せずに和んでいる雰囲気があるのかでも、話す側はかなり変わってくると思います。 また、話している最中に「理解できていないかな」という雰囲気を感じれば、再度わかりやすく例え話を出す場合もあるでしょう。 そういった参加者の反応がウェビナーの場合には見えにくいというデメリットがあります。
スマホ参加の場合はアプリをインストールするなど多少の手間がかかる
ウェビナーとして一般的なツールとしてzoomやMicrosoft Teamsなどがありますが、これらのツールはスマホでの利用の場合には、アプリをインストールする必要があります。 そのため、時間ギリギリになって参加しようと思ったら、アプリのインストールを促され・・・という風に面倒だと感じる人もいるかも知れません。
グループワークが難しい
ウェビナーでの参加者とのやり取りは、基本的に主催者とのコミュニケーションになります。 そのため、グループワークなどのような参加者同士での話し合いにはあまり向いていません。 また、対面とは違って「相手の話し出しそうな雰囲気」や「呼吸」が読み取りにくいこともあって、ディスカッションといった形式もやりづらいため、ある程度内容が限定されると考えられます。
ウェビナー開催の手順
ウェビナー開催の手順 では、実際にウェビナーを開催するにはどのような手順が必要なのでしょうか。
企画・コンセプトの立案
まずは企画とコンセプトの立案が必要になります。 特に重要なのは 「誰に何を伝えたいのか」 という点です。 同じ内容でも、初心者に話すのと、ある程度知識がある人に話すのでは内容が変わってきます。 そのため、しっかりとコンセプトを考える必要があるのです。
コンテンツ・資料の作成
次にコンテンツや資料の作成です。 特に動画配信の場合には、台本を作り込んだり、収録した動画の編集を行うのに時間を要します。 テロップを入れるなどは、意外と時間がかかりますので、場合によっては外注も検討すると良いでしょう。 質疑応答を設けない場合には、代わりに動画内で質疑応答のコーナーを設けると良いでしょう。
配信ツールや機材の導入
配信ツールや機材の購入を検討しましょう。 配信ツールは、zoomなどのツールを利用すると良いですが、有料プランと無料プランで出来ることや最長配信時間が変わる可能性がありますので、今後のウェビナーを柔軟に行えるプランを持つツールの導入をおすすめします。 最近はスマホで撮影してもかなり画質が良いですが、撮る状況や内容次第では一眼レフやビデオカメラの購入も検討しましょう。 また、カメラの位置が遠くなる場合には録音用のマイクを用意したり、簡易的なレフ板や照明を用意する必要もあります。 特に照明に関しては、画面越しの場合は顔色が変わるだけでも印象が大きく変わってきますので、しっかりと準備しておきましょう。
集客
コンテンツの完成が見えてきたら、次に集客をする必要があります。 企画の段階で決めたターゲットに対して、最適なメディアや集客方法を活用し、効率の良い集客を行いましょう。 場合によっては、参加者の先着特典やプレゼントを用意するなどして参加者を増やす必要があるでしょう。
リハーサル
次にリハーサルを行います。 特にLIVE配信の場合には、予期できるトラブルとその対処法を考えることや、質疑応答の際にスムーズに回答できる容易をしておくと良いでしょう。
参加者にURLの案内
開催前日に参加者にURLを送るのが一般的です。 数日前でも良いのですが、その場合にも忘れてしまうケースも多いので、前日にリマインドメールを送っておくと参加者が減らずに済む可能性があります。
当日開催
実際に当日開催の際には、参加者の声を集めるための準備などをしておけば、複数回開催する内容などの場合には改善を行うことが出来るでしょう。 また、参加後にはお礼メールや内容を復習できるサイトの案内、参加者限定のイベントなどを案内すると良いでしょう。
ウェビナーを始めネットマーケティングの仕組み作りはAMELAに
ウェビナーを始めネットマーケティングの仕組み作りはAMELAに ウェビナーは、コロナによって外出が難しくなった現在、セミナーを開く一つの方法として非常に重宝されています。 いち早くウェビナーを取り入れた企業の中には、来店は減ったのに売上が上がった・・・という所もあるでしょう。 ウェビナーという新しいビジネスの形を取り入れることで、チャンスは増えますが、それと同時にその情報を 「いかにマーケティングに活かすか」 も重要になってきます。 今はまだ通信環境が整っているかがツール選びの軸になっているかと思いますが、今後はウェビナー中にグループワークが行えたり、リアルタイムでアンケートを集計したりという風に、出来る事が増えてくるのではないかと思います。 ウェビナーも含めてマーケティングの仕組みをしっかりと作ることで、売上は大きく上がる可能性があります。 将来の売上を不安に感じている企業様は、是非ともAMELAにご相談頂ければと思います。