カゴ落ち回避!QRコード決済/ID決済を自社ECサイトでも活用しよう

現在、ペイペイを始めとするQRコードによる決済が増えてきましたよね。 スマホで簡単に決済ができる上に、利用するだけでポイントが貯まるので、非常に人気になっています。 このまま電子決済が当たり前になれば、電子決済を導入しない飲食店は売り上げが落ちる・・・とまで言われるようになるのではないでしょうか。 今回は、そんなQRコードが実はECサイトでの決済でも役立つというお話をしていきましょう。

利用者を伸ばしているQRコード決済

利用者を伸ばしているQRコード決済

冒頭でも触れましたが、現在QRコードによる決済が非常に多くなっています。 ペイペイが最も勢いがありますが、それ以外の電子決済も多くなってきています。 その理由はいくつか考えられますが、1つは利便性。 財布にお金が入っていない場合は、銀行に行かなければいけませんが、電子決済の場合には残金が少なかった場合でも、その場でクレジットカードによる入金が可能です。 その他にも、ポイントが付くことや会計の時間そのものが短い、家計管理が楽などの理由で利用する人が多く、今後もこの流れは続くことが予想されます。 さて、このQRコード決済ですが、実はECサイトでも利用することが出来ます。 その際、名称が「ID決済」になります。 QRコードの決済アカウントをEC上で入力して決済をするというものになります。 このIDは、住所や氏名などの個人情報が紐付いています。 そのため、ネットショップでの支払いをID決済にすることで、新たに配送先などの住所を入力する必要がなくなるなど、利用者にとっても非常にメリットが有る決済方法です。

ID決済導入のメリット

ID決済導入のメリット

ID決済導入のメリット では、導入する店舗としては、このID決済にはどのようなメリットが有るのでしょうか。

カゴ落ちの回避

最も大きなメリットとしては、カゴ落ちの回避でしょう。 カゴ落ちとは、ECサイト上で気に入った商品を買い物かごに入れ、その後決済完了までいかなかったケースのことを言います。 このカゴ落ちの大きな原因となるのが 「決済の面倒臭さ」 なのです。 通常ネットショップで商品を購入する際には、 ・氏名 ・住所 ・電話番号 ・配送日時指定 ・決済方法 ・アンケート などを入力する必要があります。 以前購入した情報がそのまま残っていれば良いのですが、新しく購入する店舗での買い物は、かなり手間です。 この手間が多くなれば 「面倒臭いから、後で購入しよう」 と考えて一度買い物を止めてしまいます。 時間が経ってから再度決済をしようと思っても 「よく考えたら要らないかもしれない」 と思う可能性があります。 オフライン上の買い物でも、1日待ってみたら必要なかった・・・というケースは多々あります。 このように、「買い物かごに入れる→決済をする」という工程に時間がかかればかかるほど、購入されない確率が高くなってしまいます。 これがカゴ落ちであり、これをいかに回避するのかがEC運営者の課題とも言えます。 ID決済を導入することで、カゴ落ちを回避できる可能性が上がるため、非常に大きなメリットでしょう。

売上の向上

次に、売上の向上が挙げられます。

QR決済利用ユーザーの獲得

QRコード決済を多用しているユーザーの中には、QRコード決済を利用できるか否かで購入を検討する人が大勢います。 私の周りにも 「家から一番近いスーパーは現金でしか払えないので、少し離れたペイペイが利用できるスーパーに買物に行っている」 という人が多いです。 このように、QRコードを多用しているユーザーからすると、決済方法は購入先を考える上での大きなポイントとなるのです。 そのため、ID決済導入によって、これまで購入されていない新しい層に対してアプローチが出来るのです。

決済業者のキャンペーンに乗っかれる

各決済業者ごとに、キャンペーンが行われます。 数%のキャッシュバック・ポイント還元は当たり前で、大型の企画になると10%以上ものポイントバックがあったりします。 これらのイベントは、基本的に店舗側がポイント原資を負担するのではなく、決済会社が負担してくれる事が多いです。 そのため、決済会社の販促に便乗できるため、売上アップが期待できるのです。

主要なID決済サービス

主要なID決済サービス

主要なID決済サービス では、具体的にどのようなID決済サービスがあるのでしょうか。

PayPay

ペイペイは、今や最も勢いのあるQRコード決済と言っても過言ではないでしょう。 ソフトバンクとヤフー、ソフトバンクグループの3社が共同出資しているため、ソフトバンクユーザーが優遇されていたり、ペイペイモールという独自のモールも抱えているため、かなり注目されています。 大きな特徴としては、ペイペイへの入金自体はクレジットカードがなくても可能だという点です。 スマホの支払いにチャージ金額を上乗せすることもできますし、残高が少なくなれば銀行口座から自動的にチャージすることも可能です。

AmazonPay

Amazon Payは、名前の通りAmazonが提供する電子決済になります。 Amazonでショッピングをしたことのある人は非常に多いですが、そのアカウントと紐付いているので、配送先を登録している確率も高く、利便性が非常に高いです。 ECサイトを運営する上で、Amazonに出品していないお店は特に導入を検討すると良いでしょう。

楽天Pay

楽天Payは、楽天株式会社が提供するサービスで、国内利用が最も多いと言われています。 楽天は、楽天市場という国内最大級のショッピングモールを持っているだけではなく、利用者数が非常に多い楽天カードがあるのも大きな強みでしょう。 楽天Payを利用する際に、支払いを楽天カードにしているとポイントが通常よりも多く貯まるなど、利用者にかなりメリットも多く、楽天ポイントを楽天市場で使う人も多いため、楽天市場への出店と自社ショップを上手く活用することで、両方のショップの売上を上げられる可能性があります。

LINE Pay

LINE Payは前述した方法に比べると、決済会社が所有するショッピングモールが、それほど有名ではない点で、少し魅力に欠けるように感じますが、LINEの利用者自体は非常に多いので、新たにアプリをダウンロードする必要がないため、ハードルは低いと考えられます。 また、LINEはビジネス用アカウントでポイントカードを作ったり、メルマガの代わりとして使うなど、マーケティングとして活用できる様々な機能があるため、今後EC関連に更にLINEが力を入れれば、導入するメリットは大きくなってくるでしょう。

EC新時代に向けての相談はAMELAに

EC新時代に向けての相談はAMELAに

EC新時代に向けての相談はAMELAに 今回は、今欠かせない決済方法であるQRコード決済を、自社ネットショップに導入する事のメリットをお話してきました。 これからの時代は、小さな会社であっても自社オンラインショップを持つことが非常に重要になります。 これまでは、楽天市場やAmazon、ヤフーショッピングに出店する事が成功の一つのポイントでしたが、モールによっては手数料が高く、20%以上も利益率が圧迫されるということも少なくありません。 また、他社で同じ商品や類似商品が扱われている際には、簡単に価格を比較され、価格競争をしなければいけなくなるなど、出店側にも大きなリスクが有りました。 そのため、早い段階でこれらのモールだけではなく、自社ショッピングサイトを立ち上げている企業も多かったですが、小さな店舗でもこれからはそういった動きが重要になります。 AMELAでは、単にシステムの導入だけではなく、ITを活用したマーケティングや新しいサービスの提供などもご提案いたします。 ECサイトの運営と言っても ・競合他社のリサーチ ・在庫管理 ・オンラインとオフラインでの商品管理 ・施策の効果測定 ・広告管理 など様々な問題がシステムの導入で改善されます。 ITコンサルティングとしての評価も高いAMELAに相談いただければと思います。

※QRコードはデンソーウェーブの登録商標です。