オンラインスクールを作ろう!eラーニングを使ったオンラインシステム導入方法

コロナの影響は様々な業界に出ていますが、その中でも 「スクール」 という形式のビジネスは非常に大きな影響を受けたのではないでしょうか。 スクールは、どのような業界であっても、ある程度密集した空間に、多くの人を集める必要性があります。 そのため、中止になったスクールの話もよく聞きます。 今回はそんなスクール向けのeラーニングについて見ていきましょう。

コロナで「スクール開校」は非常に困難に

コロナで「スクール開校」は非常に困難に

コロナで「スクール開校」は非常に困難に 冒頭でもお話したように、現在は対面でのスクール開校が非常に困難になっています。 スクールという特性上、定期的に通う必要のある物が多いですし、機材が必要な物や場所が必要な物も多いため、コロナという状況下では非常に運営が難しくなっています。 単に三密に対する配慮が難しいだけではなく、スクール生自体も 「本当に大丈夫だろうか」 という不安があり、参加を取りやめたり、見送ったりしているケースがあります。 そのため、元々開講予定だったスクールも、この状況下で開校を延期しているというケースが多いようです。

こんな時代だからこそあらゆる業種で「eラーニング」を

こんな時代だからこそあらゆる業種で「eラーニング」を

こんな時代だからこそあらゆる業種で「eラーニング」を コロナの影響が大きいことは仕方のないことですが、だからこそ 「今の時代に合ったスクール」 を目指すべきでしょう。 緊急事態宣言自体は期限付きのものであったとしても、今後の状況次第で振り回されてしまう可能性があります。 そうなる前にeラーニングを導入することで、時代の変化にも対応できるスクールにしていくのが望ましいでしょう。

eラーニングとは

では、eラーニングとはどのようなものか。 eラーニングは、パソコンを使って行う学習システムで、企業の研修や学校の授業などでも利用される方法です。 利用者は特定のサイトを訪れ、その中から自分が必要な講座をクリック。 ビデオ学習の様な形であったり、スライド形式や質疑応答形式のような形で学習を進めていくものになります。

eラーニングは導入が難しい?

大手企業などは、eラーニングを取り入れている所も多いと思いますが、中小企業がeラーニングを導入するのは難しいのでしょうか。 実は、eラーニングの導入は年々簡単になっています。 その理由は、様々なプラットフォームが開発されている事。 例えば、ユーチューブを上手く活用すれば、コンテンツを動画や音声で残すことが出来ます。 自社のeラーニングサイトに、ユーチューブにアップした動画を埋め込むことで、簡単にコンテンツページとすることが出来るでしょう。 フェイスブックなどを活用すれば、コミュニティに属している人だけに公開できるコンテンツの提供も可能ですし、noteなどを活用して文章を残すことも可能です。 グーグルスライドなどでパワーポイント資料を特定の人とだけ共有することも可能です。 このように、様々なプラットフォームが無料で利用できる時代になっていますので、教材自体をしっかりと作ることが出来れば、非常に簡単に導入することが可能になってきています。

オンライン専用のスクールも増えている今がチャンス!

現在、多くのスクールではオンライン授業がスタートしていますが、中にはオンライン専門のスクールも存在する様です。 そのため、 「お金を払ったのだから、対面でしっかりと教えてほしい」 という人の割合も減ってきているのではないかと思います。 しっかりと学ぶことさえ出来れば、オンラインでもしっかりとお金を払う人が増えれば、ビジネスチャンスが拡がるでしょう。

オンラインスクールのメリット・デメリット

オンラインスクールのメリット・デメリット

オンラインスクールのメリット・デメリット では、オンラインスクールにはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

メリット1:全国どこにいても開校可能

大きなメリットとしては、場所を必要としないため、全国の生徒を集めることが可能です。 最近は、zoomなどのようなテレビ電話の仕組みが充実していますので、ネット環境が繋がっていれば受講が出来ます。 これまで、スクールと言えばある程度近くに住んでいて、通うのが面倒ではない距離にないと生徒の獲得は難しかったです。 しかし、全国の生徒をターゲットにすることが出来れば、それだけビジネスチャンスも大きくなるのです。

メリット2:土地代がかからない

生徒が入る場所が必要ない分、極端に言えば自宅でもスクールを開くことが出来ます。 機材が多い場合や、家に撮影場所が取れない様な場合には、事務所を借りる必要性はあるかもしれません。 しかし、その場合でも駅から離れた土地代の安い場所で問題有りませんので、ランニングコストという意味でも非常に有利なビジネスモデルではないでしょうか。

メリット3:サブスクリプションがしやすく安定した収益に

eラーニングを活用し、授業を動画教育のようにすることで、月額費用としての会員制オンラインスクールも可能になります。 そうなると、サブスクリプションビジネスが可能で、会員ビジネスのような安定した収入を得ることも可能になります。

メリット4:コンテンツを蓄積できる

通常の対面式のスクールでは、同じ授業を何度も生徒を変えて授業する必要がありますよね。 そのため、授業で出来る内容はある程度限られてきますし、仮に授業をバイトや社員にお願いする場合にも、しっかりとした教育が必要になります。 しかし、eラーニングを活用してコンテンツを使い回すことが出来れば、コンテンツはどんどんと蓄積できるため、生徒にとっても大きなメリットがあります。

デメリット1:コンテンツ制作に最初は時間がかかる

デメリットとしては、eラーニングを活用する際にはある程度のコンテンツ数を予め用意しておく必要があります。 撮影や動画の編集を外注するのが自社で行うのかは別にして、時間や労力・費用がかかるのは避けられません。

デメリット2:サポートも重要

単にコンテンツを作って終わりではなく、生徒をしっかりとサポートしていく必要があります。 オンラインスクールが対面式のスクールよりも劣っている点は、なんと言っても 「伝わりやすさ」 です。 手取り足取り教えることが難しくなりますし、感情や表情も対面に比べるとわかりにくい可能性があります。 そのため、長期的に通ってもらうためにも、しっかりとしたサポート体制を用意しておく必要性があるでしょう。

デメリット3:業種によってはeラーニングでサポートしきれない可能性も

教える業種にもよりますが、eラーニングではサポートしきれない業種もあるでしょう。 例えば、芸術的センスを必要とする様な内容。 WEBデザインや絵・歌などもそうですが、自分が作ったものなどを評価してもらう中で改善点が見つかるような場合、基礎をeラーニングで学ぶことが出来ても、ある程度のレベルからはテレビ電話や対面が必要になります。 こういった業種の場合には、完全にeラーニングではなく、他の方法も視野に入れながら行うと良いでしょう。

eラーニングを使えばこんな事業も可能に

eラーニングを使えばこんな事業も可能に

eラーニングを使えばこんな事業も可能に では、具体的にはどのような事業がeラーニングでできるのでしょうか。

スキルを教える

スキルを教えるようなものは、前述したように芸術的なセンスが必要な場合を除いて基本的にはeラーニングで完結することも可能でしょう。 また、芸術的センスが必要なものも、基礎や応用例といった形での学習は可能ですので、活用していきたいものです。

人材教育

人材教育に関しては、最もeラーニングに向いている内容と言えるかもしれません。 研修に時間がかかりますし、人数も多い。 会社によっては東京・大阪・名古屋など、複数拠点で同時に研修を行いたい場合も多いでしょう。 そういったケースでは、eラーニングが非常に役立ちます。

付加価値の高い人材紹介

人材教育の延長線上にはなりますが、転職活動を支援する様なビジネスもeラーニングが向いています。 多くの人材紹介会社は、単に人を紹介して面接の機会を与えるものになっていますが、もしもeラーニングを活用すれば、 「質の高い人材」 を紹介することが出来るので、それだけ大きな付加価値となります。

専門分野の資格取得サポート

資格取得のサポートも非常にeラーニングに向いています。 わからない事を質問できる環境などは必要かもしれませんが、座学はネットで完結する上、生徒も時間を気にせず何度でも復習出来るなどのメリットも多いです。

自己啓発

自己啓発本などは、4月に売れ行きが良いそうですが、それだけその季節にはやる気に満ち溢れた人が多いという事になります。 一方で、それが継続できないからこそ、年間を通した売上が安定していないとも言えます。 しかし、本を読んだり動画を見た直後に、すごくやる気になる経験は誰しもあるのではないでしょうか。 そのため、そういったモチベーションキープをするために、次々に自己啓発をeラーニングで受けられるなら、大きな付加価値があると考えられます。

eラーニングを使ったオンラインシステム導入方法

eラーニングを使ったオンラインシステム導入方法

eラーニングを使ったオンラインシステム導入方法 では、具体的にはどのような形でシステムを導入するべきでしょうか。 基本的には、システム会社に相談をしながら決めていくべきですが、基本的な流れを説明していきます。

ターゲッティング

まずは、生徒の属性などをしっかりと精査します。 どのようなレベルの生徒に対するコースなのかが変わってくれば、eラーニングのコンテンツ自体が大きく変わってきます。 その際に、生徒が ・単に楽しくてやる内容 ・現状の問題を解決したくて参加する内容 によっても、コンテンツ内容が大きく変わるでしょう。

授業形式の決定

授業を完全eラーニングにするのか、それともeラーニングは自主練習のような位置づけで、基本はテレビ電話での指導にするのか。 こういった授業方針を決めていきます。

eラーニングの仕組みの設計

eラーニングも、使い方によって必要な機能が変わってきます。 例えば、細かく誰が何時にどのeラーニングを受けたのかを見る必要性や、eラーニングの 「どの部分を繰り返し見ているのか = わかりにくい点」 を分析できる機能。 参加者毎に、受けられるレッスン内容を分けたり、期間限定のイベントも告知できるようにするのかなど。 また、アプリ化して気軽にスマホでもレッスンを受けられるようにするのかなども、これからのスクールには必要かもしれませんね。 スクールとしての方針によって大きく変わる部分になりますので、しっかりとした打ち合わせが必要でしょう。

開発・コンテンツ作成

仕様が固まったら、実際にコンテンツの作成やeラーニングのシステムの作成に入ります。 テストなども行う必要がありますし、開発会社によっては納期が大きく変化します。

開校・マーケティング

システムが完成すれば、実際にお客さんを獲得していく流れになります。 オンラインスクールの場合には、4月開校など時期にとらわれる必要性もあまりありませんので、できるだけ早く軌道に乗せる様にマーケティングを行っていきましょう。

今だからこそのチャンスをつかみたいならAMELAに相談

今だからこそのチャンスをつかみたいならAMELAに相談

今だからこそのチャンスをつかみたいならAMELAに相談 コロナウイルスの影響で、多くの会社や業界では、これまでにない変化が訪れました。 それを悪いものと捉える人も多いでしょうが、 「今までにない新しいビジネスが生まれる」 と考えることも出来ます。 こんな時代だからこそ、自社の強みを活かしたビジネス展開を考えてみませんか? AMELAでは、システムの観点から御社のビジネスをサポートすることが出来ます。 是非お気軽にお問い合わせ下さい。