ヤラセが話題に?正直今のネット社会って信用できるの?

現在、多くの人が物事を決める時に「ネット」を活用していると思います。 特に、地方の人はお店に直接赴くことが出来ないため、実物を見ずに商品をネットで購入したり、都会に住んでいても、外出するのが面倒くさくてネットで購入しますよね。 サービスに関しては、実際に利用してみないとわからない上、詳細な説明がホームページ上に記載されているため、ネットで見てそのまま契約するケースも少なく有りません。 今回は、そんな現代のネットに関しての問題についてお話したいと思います。

予備校の武田塾にて、一部校舎の「やらせ口コミ」が話題に!

予備校の武田塾にて、一部校舎の「やらせ口コミ」が話題に!

予備校の武田塾にて、一部校舎の「やらせ口コミ」が話題に! コンビニのCMなどでもおなじみの「武田塾」ですが、実は一部校舎でやらせ口コミを投稿していた事が発覚しました。 簡単に説明すると、自社の社員がネット上に 「武田塾はすごく良い」 という内容の口コミを流していました。 いわゆる「サクラ」のようなものですが、いくつかの校舎で ・IPアドレスがかぶらない様に ・wifiではなくモバイル通信を利用する などのように、上の人が指示している疑惑もあり、大きな話題になりました。 ネット上でサービスを探したり、レビューを見て決めることも多い現代のネット社会で、このようなやらせ口コミがあるのでは、正しい商品・サービス選択に悪影響が出ます。 本当は良くない商品でも、口コミがすごく良い・・・なんて事も起こりえるので、ITに関わる人間としても非常に残念です。

ネットでやらせが起こる理由

ネットでやらせが起こる理由

ネットでやらせが起こる理由 では、なぜネットでやらせが起こるのでしょうか。

サイトはグーグルなど「検索エンジン」に高く評価されてこそ意味がある

そもそも、ホームページなどのネット媒体は、グーグルやヤフーなどの「検索エンジン」に高く評価されなければ、その意味があまりありません。 通常、ネットで検索した上で、検索結果の中から1,2ページだけを見る人が大半で、3ページ目以降は閲覧数が激減すると言われています。 そのため、前提としてホームページは、検索エンジンの検索結果に対して 「上位表示される事」 が最も重要になってきます。

グーグルの理念は「ユーザーに価値ある情報の提供」

その上で、グーグルの検索結果の順位に関する理念としては 「ユーザーに価値のある情報を提供する」 ということであり、その理念に沿ったサイトが上位表示されるのです。 この時に「レビュー」も大きな要因になります。 例えば、気になっている商品を検索する際、ホームページ内に 「他の人が使ったレビュー」 が記載されていれば、気になりますよね。 そのレビューを見るため、サイト内に滞在する時間が伸びます。 サイトに長く滞在している = 有益な情報がある とグーグルに判断されるのです。 価値のない情報であれば、ユーザーはすぐにサイトから出ていってしまうからです。 このように、やらせであっても「レビュー」には力があるからこそ、ネット上でのやらせはなくならないのです。 今回問題になった武田塾に関して行われていたのは「グーグルマップ」による口コミのようです。 グーグルマップは、店の名前やジャンルを検索するといくつかのお店が表示されます。 その際に上位表示をさせるために、口コミを書いたようです。 グーグルマップでも、基本はホームページの検索結果と同様で、ユーザーに価値のある店を優先して表示させます。 しかし、ホームページと違うのは、そこに記載されている情報が少ないこと。 情報量が少ないからこそ、「レビュー」にも大きな意味が出てくるのです。

テクニックが氾濫するネット業界

現在、武田塾の問題だけではなく、テクニックで上位表示を狙う会社が非常に増えています。 一昔前のテクニックといえば、サイト内に上位表示させたいキーワードを何回も羅列するなど、非常にわかりやすいものでした。 しかし、最近ではそういったわかりやすいテクニックではなく、今回の偽のレビューなどのように、わかりにくいテクニックが利用されています。 その一つが「逆SEO対策」というもの。 SEO対策は、自分のサイトが検索で上位表示されるために、上質なコンテンツを充実させたり、導線をわかりやすくするなどの方法です。 一方で、「逆」SEO対策は、ネット上に表示されている自社の悪評を、やらせサイトで見つかりにくくする方法です。 前述したように、通常ユーザーはネットで検索した際には、1,2ページ目位しか見ません。 そのため、2ページ目までをやらせサイトで埋め尽くしてしまえば、必然的に悪評の書かれたサイトは3ページ目以降になります。 そうなると、自社の悪評を見る人がほとんど居なくなる・・・・。 これが逆SEO対策になります。 少し怖い話ですよね。 ネット上の検索結果を見て「良い商品なんだ」と思っていたのに、実際に買ったら悪いものだった。 しかも、その良い評判が全てその会社による口コミ。 このような時代になってしまっては、商品に対する信憑性というものがなくなってしまうようにさえ感じます。

今のネット社会は信用できない?これからサイト制作はどうするべきか

今のネット社会は信用できない?これからサイト制作はどうするべきか

今のネット社会は信用できない?これからサイト制作はどうするべきか では、このようなネット社会で、自社のサイトを作る際には、このようなテクニックを使っていく必要性もあるのでしょうか。

小手先のテクニックは淘汰される

小手先のテクニックは、グーグルによってどんどんと削除されています。 例えば、先ほどのグーグルマップに関しても、同じwifiから不自然にたくさんの口コミがあった場合、自動的にグーグルがやらせと判断するケースもあります。 この様に、グーグル側もやらせには常に目を光らせており、新しいやらせが発生する毎にそういった行為が出来ないように改変をしています。 そのため、例え今一時的に流入があるサイトでも、テクニックで上がっている様なサイトは、数年の間に消えると考えられます。

本当に価値のある情報にこそ意味がある

グーグルの理念にもあるように、あくまでも基本は 「ユーザーに価値のある情報を提供する」 ということが重要です。 それがクリアできていれば、例えすぐに結果が出なかったとしても、数ヶ月・数年単位で見れば大きな結果が出るでしょう。 そのためには、自社の関連情報に関する知識を深めていくことや、 「実際にユーザーが気にしているポイントは何か」 といったビジネスの基礎に立ち返ることが重要です。

情報 + 仕組みづくり が重要

更に、これからのサイト制作において、単に良い情報を発信しているだけでは成り立たないと考えています。 これからの時代は、「仕組みづくり」が重要でしょう。 例えば、単に商品の情報を書いているサイトと、そのサイト内にネットショップの機能があり、その場で決済できる。 この場合、後者の方がユーザーにとっての利便性は高まりますよね。 料理の場合、レシピそのものが記載されているだけのサイトと、その工程が動画で見れるサイト、更には作ったものがお互いにシェアできる機能や、ユーザーがそれぞれのレシピを公開できる機能。 このように、しっかりとした仕組みがあれば、ユーザーとしてもそれだけ魅力的なサイトになります。 これからの時代は、オンラインサロンなどが注目されていますから、コミュニティなどのような機能があるものや、シェアリングビジネスも注目されているので、キッチンや機材をシェアして使えるような仕組みも良いかもしれませんね。 今までに無い「ユーザーが必要とする」仕組みをいかに作り出せるか。 これからのサイトには、こういった観点が必要になってくるのです。

価値あるサイト作り・システム作りはAMELAに!

価値あるサイト作り・システム作りはAMELAに!

価値あるサイト作り・システム作りはAMELAに! ユーザーに価値を提供する。 誰もがわかっていることだと思いますが、これが非常に難しいですよね。 「ウチの商品、良い物のはずなのにいまいち売れない」 という悩みを持っている人は、ぜひ一度弊社に相談頂ければと思います。 もしかしたら、単に自社サイトではなく「アプリ化」するだけでも効果が出るかもしれませんし、その商品やサービスの特徴をうまく使った新しいサービスが出来るかもしれません。 AMELAは、様々な業界での実績がありますので、多角的な意見も含めて提案ができるかと思います。