AWS認定資格とは?取得のメリットから資格12種の概要まで徹底解説!

「AWS認定資格」をご存知でしょうか? AWS認定資格は、AWSを導入する企業が世界的に増えていることから、近年において注目を集めています。 また、AWSの資格を取得することで、AWSに関する理解はもちろん、市場から求められる人材になることができます。 そこで本記事では、AWSの資格を取得するメリットから資格12種の概要まで詳しく解説します! もしも現在 ・自分の市場価値を高めたい ・転職に役立つ資格が欲しい ・自分の専門性を高めたい ・手に職が欲しい と考えているのであれば、是非参考にしてみてください。

AWS認定資格とは?

AWS認定資格とは?

AWS認定資格とは? AWS認定資格とは、 「AWS(Amazon Web Services)を利用したクラウドサービスの専門的な知識を示す、Amazonに公式認定された資格」 のことを指します。 近年、AWSを導入する企業が増えたことから、AWSに関する知識や能力を持つ人材の市場価値が高まっています。 エンジニアの転職を支援するエージェントの中には 「AWS案件に特化した」 といった差別化を図っている企業も存在します。 それだけ多くの企業がAWSを活用しているということでしょう。 また、AWSの資格試験に向けた学習を通して、AWSに関する専門的な知識を学ぶことができる点も、注目をされるポイントとなっています。 現在、AWSの資格は4つのレベルに分類されており、全12種類の資格が存在しています。 そのため、自分自身のレベルを考慮しながら段階的に試験を受けられる点も特徴と言えます。

AWS認定資格を取得するメリットは?

AWS認定資格を取得するメリットは?

AWS認定資格を取得するメリットは? では、AWS認定資格を取得することには、どのようなメリットが有るのでしょうか。

最新のAWS情報を得ることができる

AWSの資格試験に向けた学習を継続することで、AWSに関する最新の知識や能力を学ぶことができます。 AWSは、2006年にサービスがスタートしたということですので、この記事を書いている現在で15年ほどの運用になりますが、様々な機能が派生しており、そのサービス数は数十種類にも及びます。 これだけ変化が大きなAWSの中で、 「今の最新の情報を学べる」 ということは大きな武器になるでしょう。 また、AWSの資格は最新のAWS情報を基軸とした問題が出題される傾向にあります。 実際に、AWSの情報も次々に新しくなっており、AWSの資格に有効期限も設けられていることからもAmazonは継続的な学習を推奨していることがわかります。 そのため、AWSの資格の試験に向けた学習過程を通して、直接業務に役立つ最新のAWS情報を得ることができるでしょう。

AWS専門知識のアピールになる

AWSの資格を取得していると、AWS専門知識を習得していることのアピールになります。 AWSの資格は公式の資格であり、AWSのクラウドサービスに関する専門知識を示すことができます。 そのため、AWSの資格を取得していることで、AWSの専門的な知識をアピールできるというメリットが挙げられます。

市場に求められる人材になる

AWSの資格を取得することで、市場価値の高い人材になることができます。 近年において、AWSを導入する企業は年々増加傾向にあり、AWSを取り扱える人材は求められる状況にあります。 実際に、AWSは世界中の企業から高い人気があり、日本においてもAWSエンジニアの年収は平均より高いと言われています。 また、現在の日本においても、AWSの資格を取得している人材は需要が高まっていますが、日本でのAWSの本格利用は今後上昇する見込みと考えられています。 そのため、今後も数多くの企業でのAWS導入が見込まれている点からも、AWSの資格の取得者は市場価値の高い人材になれるというメリットが挙げられるでしょう。 特に転職などの場合には、 「資格がある」 というのは非常に大きな武器になります。 後述しますが、AWSの資格は「実務○年相当」という様に、知識レベルの基準値が設定されています。 通常実務経験が無いと転職は難しいですが、仮に実務経験がなかったとしても、AWSの資格であれば相応の知識を持っていることをアピールすることが可能です。

AWSの正しい専門知識が身に付く

AWSの資格を取得することで、AWSのサービスに関する正しい知識が身に付きます。 AWSの資格は、システムの全体構成に関する問題が出題されるため、AWSに関する幅広いサービスの知識や特徴の認知が必要とされます。 そのため、AWSの資格を取得するための体系的な学習を通して、AWSの正しい専門知識を身につけることができます。

AWS認定資格の主な種類

AWS認定資格の主な種類

AWS認定資格の主な種類 現在、AWSの資格は全部で12種存在しており、その中でもレベル別に4分類されています。 それぞれの資格に特徴があり、試験に必要とされる知識も異なるため、資格に合わせた学習を必要があるでしょう。 こちらでは、AWSの資格12種類に関する概要を詳しくご紹介します。

AWS認定「基礎レベル」

「基礎レベル」は、AWSに関する専門的な知識を持つ人が対象とされており、 「6ヶ月以上の基礎的なAWS経験を持つ人」 と定義づけられています。

クラウドプラクティショナー

「クラウドプラクティショナー」を取得することで、基本的なAWSクラウドと業界に関する知見が身に付きます。 位置付けとしては、入門的な資格として考えられており、 「クラウドの概念」 「AWSのサービズ」 「セキュリティ」 「アーキテクチャ」 「料金」 「サポート」 などの内容が必要とされます。

AWS認定「アソシエイトレベル」

アソシエイトレベルは 「1年以上のAWS実務経験を持つ人」 の方に向けた資格です。 AWSに関する基本的な知見に加え、クラウドやネットワーク、デバックなどの基本的な知識や能力が必要となります。 また、アソシエイトレベルは主に 「設計者」 「運用担当」 「開発者」 という3つの役割に分類されています。

ソリューションアーキテクト-アソシエイト-

「ソリューションアーキテクト(アソシエイト)」は設計者向けの資格となっており、 「AWS上で分散システムを設計、実装する能力」 が認定されます。 資格を取得することで、組織においてAWSクラウドの実装を導く専門的な知識や能力を示すことに繋げることができるでしょう。

SysOps アドミニストレーター

「SysOps アドミニストレーター」とは、運用を担当としている方に向けた資格です。 AWS上での管理や運用、デプロイなどにおける知識を認定する試験となっています。 主にシステム運用担当者を対象とした資格であり、試験内容は主に運用部分が必要とされます。

デベロッパー

「デベロッパー」は開発を担当している方に向けた資格です。 資格の概要としては、AWSクラウドベースのアプリケーションで書き込み及びデプロイを行う能力を示すことができます。 内容は主に、サーバーレスアプリケーションやコード記述の能力が求められる試験となっています。

AWS認定「プロフェッショナルレベル」

プロフェッショナルレベルは 「2年以上のAWS実務経験者」 の方に向けた資格となっています。 主にソリューションの設計や運用、トラブルシューティングなどの経験者を対象にしており、難易度が高めの試験と考えられています。 また、対象者として「設計者向け」と「運用・開発者向け」の2つに分類されています。

ソリューションアーキテクト-プロフェッショナル-

「ソリューションアーキテクト(プロフェッショナル)」は主に設計を担当する方に向けた資格です。 AWS上での分散型のアプリケーション及びシステム設計における高い能力と専門的な知識を示すことができます。 試験の範囲がとても幅広く、問題のボリュームも多いため、文章に対する情報処理能力の早さが必要であることから、とても難易度が高い試験と言われています。

DevOps エンジニア

「DevOps エンジニア」は主に、運用・開発者に向けた資格です。 主にAWSインフラストラクチャとアプリケーションのテストとデプロイを自動化する能力を示すことができます。 試験の主な内容として、問題で要件とユースケースに対するソリューションを選択する問題が頻繁に問われます。

AWS認定「専門知識」

AWSの資格における「専門知識」は、主に6種類に分類されています。 それぞれ専門性に特化された内容のため、各種類に対して専門的な知識の深い理解が必要とされます。

セキュリティ

「セキュリティ」は、AWS上のセキュリティに関した専門的な知識を示す資格です。 AWSにおけるユーザーアクセルと暗号化キーの管理やセキュリティに関するリスクや運用の理解を示すことができます。 試験内容としては、セキュリティ関連のAWSサービスに関する専門的な知識の理解が必要とされます。

Alexa能力ビルダー

「Alexa能力ビルダー」はAmazon Alexa能力を構築、テスト、公開する専門的な知識や能力を示す資格です。 Alexa能力の実務経験や複数のプログラミング言語の知見に関する内容であり、専門知識の中では難易度が低いと考えられています。 ちなみに、Alexa能力ビルダーは2021年3月23日に試験が廃止となっています。

機械学習

「機械学習」は、AWS機械学習に関しての資格です。 AWSを利用して、ビジネス課題に対する機械学習の実装・ソリューション設計、デプロイを行う能力や専門的な知識を示すことができます。 試験の内容としては、AWSサービスにおける機械学習の知識だけでなく、一般的な機械学習に関する知識も必要とされます。

ビッグデータ

「ビッグデータ」は、AWSのビッグデータ分析に関する資格です。 試験の内容としては、主にセキュリティ、データ収集、分析、処理、格納、可視化などのビッグデータに関するの専門知識が必要とされます。 特にセキュリティに関する比率は高くなっているため、意識して学習すると良いでしょう。

高度なネットワーキング

「高度なネットワーキング」は、AWS上のネットワークアーキテクチャに関する資格です。 複雑なネットワークを担当する方が対象とされており、AWSネットワークの設計や実装経験、 ネットワークとアプリケーションサービスの連携、そしてセキュリティとコンプライアンスの設計と実装などの専門知識が必要とされます。

データアナリティクス

「データアナリティクス」は、AWSデータレイクや分析サービスに関する資格です。 データライフサイクルにAWSデータ分析サービスがどのように適しているのかの理解を示すことができます。 AWSサービスを利用して、分析ソリューションを設計、構築、保守をする能力や専門知識が必要とされます。

AWSに精通した人材をお探しならAMELAに

AWSに精通した人材をお探しならAMELAに

AWSに精通した人材をお探しならAMELAに 今回は、AWSにおける公式の資格についてお話してきました。 時代の流れが早いIT業界において、しっかりとAWSの資格の勉強をするだけでも大きな市場価値が生まれると考えられます。 例えば、本文中に記載した ・機械学習 ・ビッグデータ ・データアナリティクス などは、最近特に注目を集めている分野かと思います。 しかし、単にプログラミング言語を学ぶだけでは 「どう活用していくのかがわからない」 と感じるでしょうし、そもそも勉強方法がわからない・・・という方も多いでしょう。 そういった意味でも、基本を学ぶ場としてAWSの資格に挑戦することは非常に有意義です。 もしも自社でAWSを活用している方や、これから導入を検討している方などは、是非AMELAにご相談ください。 導入の支援やIT人材の派遣など、幅広い提案が可能になっています。