リカーリング型ビジネスとは?メリット・デメリット

ビジネスモデルには、様々な種類があり、どのようなビジネスモデルにするのかで結果が大きく変わってきます。 例えば、同じ商品でも店頭販売をするのが向いているものと、ネットショップでの販売に向いている物があります。 それは、実際に商品を見てから買いたいものの場合、実物を見れるショールームがある方がお客さんは購入しやすいですし、反対に失敗しても問題ないくらいの安価な商品の場合には、自宅にいながら手軽に商品を購入できる方が魅力的です。 この様に、商品によっても合っているビジネスモデルというのは変わってきます。 今回は、「リカーリング型のビジネス」について見ていきたいと思います。

リカーリング型ビジネスとは

リカーリング型ビジネスとは

リカーリング型ビジネスとは リカーリングとは、「繰り返される」事を目的としたビジネスの方法になります。 例えば、電気や水道などのインフラは、毎月欠かさず利用するでしょう。 他にも、シェーバー本体を1度購入して、その後刃を交換したり、ゲーム機を購入して、その後ソフトを何度も購入したり。 様々な商品において「繰り返し購入される」事を前提としたビジネスが存在します。

サブスクリプションとは違うのか

「繰り返し購入する」 というビジネスモデルとして、サブスクリプションを創造した人も多いのではないでしょうか。 アマゾンプライムやネットフリックスなどのようなビジネスをサブスクリプションと言い、毎月定額で利用できるようなビジネスモデルです。 このサブスクリプションとリカーリングの大きな違いとしては、 「定期的に利用はするけど、その頻度はわからない」 というのがリカーリングの特徴になります。 例えば、電球は毎日のように利用しますが、その利用頻度は異なります。 そのため、電球が切れるタイミングは各家庭によっても異なりますし、同じ家庭でも部屋を利用する頻度や明るさによっても異なります。 このような場合、定額利用のサブスクリプションにしてしまうと、損をしてしまう人と特をする人が大きく分かれる可能性があります。 このような場合、リカーリングビジネスではあるものの、サブスクリプションにしない方が良いという判断になります。 リカーリングビジネスとサブスクリプションビジネスを両方同時に利用する事もあります。 例えば携帯電話の支払い。 ネットを見たりするパケット代は、利用頻度が多いのでサブスクリプションとして定額利用する物の、電話する頻度は人によって異なるため、「使った分だけを請求する」というリカーリングビジネスになっています。 この様に、利用頻度や利用目的などに合わせてどちらも併用したり、片方だけで展開したりすることが可能です。

リカーリング型ビジネスのメリット

リカーリング型ビジネスのメリット

リカーリング型ビジネスのメリット では、リカーリングビジネスのメリットとはどのようなものがあるのでしょうか。

企業もユーザーも利益や支払いが最適化しやすい

リカーリングビジネスは、サブスクビジネスに比べて、 「支払いの最適化がしやすい」 というメリットがあります。 例えば、サービスの使用料金が、 ・月1回までは5000円 ・月5回までは1万円 ・月20回までは3万円 という形で利用できるビジネスだった場合。 今月はあまり使用しなかったので5000円だったけど、来月はたくさん利用したいから3万円を支払うというように、時期による変動によって最適なプランになります。 反対に、サブスクリプションにして月2万円だった場合は、特をする月もありますが、損をする月も出てきます。 もしも仕事が忙しくて最近全然使えていない・・・という時に、定額で請求されていれば解約も検討されるかもしれませんが、利用していない時期は少額もしくは支払いが無いのであれば、解約はされない可能性があります。 この様に、時期による変動がある場合や、ユーザーの忙しさによっては利用できない場合などには、非常に向いています。

顧客接点が持ちやすい

リカーリングビジネスでは、ユーザーが定期的に商品を利用する事を前提としていますので、接点が持ちやすいというメリットがあります。 例えば、1度購入してから次に購入するのに10年かかるような商品。 しっかりと調べて購入した場合には会社名を覚えてもらえるかもしれませんが、そうでない場合はよほど商品力がない限り、次回購入してもらえる可能性は小さいです。 しかし、定期的に購入してもらえるため、会社名を覚えてもらいやすかったり、新商品を勧めやすいなど、顧客との接点が多いと今後のビジネス展開としても非常に有利になります。

安定収入+αの収入を目指せる

リカーリングビジネスは、利用したら利用した分だけの費用がかかるものですが、携帯電話のように、基本料金を非常に安価で契約し、商品購入をリカーリングビジネスで行えば、安定収入+売れた商品代金が入ってくることになります。 前述したように、サブスクリプションに比べても定額ではない分解約率が低くなる事が予想されるため、非常に幅広いビジネスでメリットが有るのではないでしょうか。

リカーリング型ビジネスのデメリット

リカーリング型ビジネスのデメリット

リカーリング型ビジネスのデメリット 反対に、リカーリングビジネスのデメリットはどのようなものが考えられるでしょうか。

初期投資が高い

サブスクリプションビジネスも同様ですが、最初の段階である程度の商品数が揃っていなければ、サービスとして魅力を感じない可能性があります。 そのため、コンテンツや商品・サービス内容を充実させるための初期投資が必要になる可能性があります。 もちろん、元々販売している商品やサービスがある場合には、販売方法をリカーリングビジネスに変えるだけでも良いケースもありますので、まずは 「何を提供するのか」 を考える必要があるでしょう。

既存サービスがある場合には既存サービスとの差別化が必要

すでに自社で提供しているサービスがある場合には、 「わざわざリカーリングビジネスにする理由」 が必要になるでしょう。 例えば、単品購入に比べて定期便で購入する方が10%の割引がされている。 この場合は、ユーザーとしては ・価格的なメリット ・定期的に購入を忘れない などのメリットがあります。 この様に、単に商品を購入する場合と比べて何かしらのメリットが必要になるでしょう。

継続利用してもらうための施策が常に必要

継続利用してもらうハードルは、サブスクリプションと比べても低いと考えられますが、少額でも月額費用を取る場合には、何かしらの継続してもらうための施策が必要になるでしょう。 例えば、毎月ポイントが多く付く日を作ったり、前回利用から90日たった段階で自動的に案内のメールが届くなど。 顧客との接点が持ちやすいのがリカーリングビジネスのメリットというお話はしましたが、その接点を持ち続けるための工夫が必要になります。 世の中には、たくさんのビジネスや商品がありますから、 「自社の事を覚えていてくれるのは奇跡」 と言っても過言ではありません。 そのため、常に覚えてもらい、利用してもらえるように工夫しましょう。

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安定収入には「仕組み」が重要!AMELAで仕組み作りに挑戦しませんか? リカーリングビジネスは、活用方法次第で 「安定収入 + 利用分の収入」 が入ってくるビジネスモデルです。 マーケティングにおいても、顧客が生涯支払ってくれる金額の合計が非常に重要視されています。 そのため、様々な業界でリピート施策が用意されるわけですが、リカーリングビジネスはそういったリピーターを作る上で非常に役に立つ仕組みです。 ビジネスでは、「仕組み化」が非常に重要になります。 自社アプリを活用したり、ホームページからの問い合わせなどをマーケティングオートメーションで行うなどの仕組みを導入すれば、リピーターの獲得やリカーリングビジネスの展開は非常に容易になります。 また、これからはAIなどによって顧客の分析を行い 「解約しそうなユーザーを見つけ出してアプローチする」 ということも可能になるでしょう。 そんなビジネスの仕組み化をITで始めてみませんか? AMELAは、様々な業界で仕組みを作ってきているため、現在のビジネス課題をしっかりと解決することが出来るでしょう。 「まだはっきりと方向性が決まっていない」 という場合でも、ITコンサルティングも行っていますので、まずは相談頂ければと思っています。